冠雪のおやま

10/04 翌日に開催される新スキーム改善特別委員会にて意見を述べるよう招聘いただき上京する途中のこと、書類を読みながらいつしか居眠っていました茫猿が、ふと目を開けますと、列車は富士川を渡るところ。 窓外には真白く冠雪した御山が望めました。
秋たけなわともなれば当たり前とはいえ、快晴に恵まれ、進行方向山側に席を得て、しかも高速で過ぎゆく山を見逃さないという幸運は得難いことです。
そこで嚢中から取り出した写真機で撮った一枚を載せます。 新スキーム改善の行く末に抱いていた一抹の不安も少し薄れてゆくような幸先の良さを味わう一瞬でした。


富士川にて。

10/05委員会の前日に上京したのは、国会図書館に用があったこと、その夕刻に会合を用意していたことなどからです。 国会図書館へ向かうために東京駅丸の内側へでますと、改装復元中の東京駅ドームが秋の日ざしを受けて輝いていました。 日頃は品川駅か八重洲口で下車しますから、丸の内駅舎の復元状況を見るのは久ぶりのことでした。 左が東北新幹線、右が丸の内オアゾ、真ん中に光るのが復元された東京駅ドームです。

国会図書館に向かうのも初めてのこと、デジタル化され機能的でいて親しみやすい国会図書館を、常日頃から利用できる東京人を羨ましく思いました。 新館前広場から議事堂を望めば。

図書館をでますと、何処からかバグパイプの音が聞こえます。音に誘われて歩いて行きますと、議事堂前庭公園で練習している音色でした。 公園の片隅に見つけましたのが「日本水準原点」です。地理情報の縦軸原点に巡り会えたのだと、また幸せ一つです。

国会図書館での用を果たしてから、桜田壕からお濠沿いにあるくことしばし、生まれて初めて二重橋前に立ちました。 異国の親娘も憩っている二重橋です。

さらに大手前から日本橋まで歩き、上野へ向かうか浅草かと夕刻までの暇つぶしを考えていた茫猿の目に「日本橋・やぶ久」が飛び込んできました。木鉢會の名店を見逃す手はなかろうと、遅い昼食をいただきました。 いただいたのは白海老かき揚げ蕎麦、時分を外れていますから、お銚子一本も遠慮なし。黒七味が添えられているのも嬉しいことです。この「やぶ久」の麺ツユですが、何故ななのか「高山ラーメン」の麺ツユと、色といい、出汁ぐあいといい、とてもよく似ているのです。とても美味しゅうございました。 というわけで、この日はこのまま夕餉の会までホテルで仮眠に及ぶというお粗末にて、一件落着。

図書館の一件と新スキーム改善委の1件は稿を改めます。

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