アップル・コンピュータのスティーブ・ジョブズ氏が亡くなった。 先頃、彼が米アップルの経営から退く際に流れた映像に、尋常ではない彼の痩せ様をみて、「あぁー・・」という感は持っていた。 癌を克服できなかったのだと感じていた。
でもこんなにも早く、あの若さで逝くとは、彗星のごとき光芒を放った巨星墜つの感がある。 秘かに予想していたとはいえ、あまりの早い彼の死がとても悲しい。 私にとってApple Mac はパソコンの代名詞、私の鑑定評価はMacと共にあった。 私にとって「Macintosh」は、仕事の道具を超えた存在だったし、MacFanであることは、誇りでもあった。 謹んでご冥福を祈ります。
NEC98全盛の時代に背を向けてN52を使い、そしてMacに移った理由は、クラリス・ワークスという統合ソフトが存在したことである。クラリスワークスは今で云うならオフィスと同様のソフトであった。茫猿のパソコン人生はN52時代はLANシリーズで明け暮れ、MAC時代初期はクラリスワークスで明け暮れており、文書作成・表計算・統計ファイル等を統合するソフトの使い勝手の良さを当時から満喫していたのである。
最初に購入したMACは確かMAC-LCだったと記憶する。その後、LC2、LC630、Performa 588、セントリス650、セントリス610、パワーMac7100、P.Mac7600/120、PowerMAC:1400cs/133、PowerMAC:G3/333 Bronzeを経て、 現在PowerMAC:G4/800(DVI) をメインで使用していたのである。 現用機種は息子達に払い下げて、MAC人生にピリオドを打ったというわけである。(2006.02.25)
MAC利用にピリオドを打ったのは、公示のコンピュータ化や岐阜県士協会のネットワーク構築などがあり、DOSV機の使用が不可欠となったからであるが、それでも長くMacとDOSV機の併用を続けていた。 一旦はMacに別れを告げたものの、Mac LCⅡは今でも残しているし(稼働しないが)、Macの動向はいつも注目していた。 だから、iPADは衝動買いしたし、今年になってMac Airも購入している。 今やDOSV-Winマシンに制約される環境にはいないから、iMacの購入も視野に入れている。 そのさなかに聞くスティーブ・ジョブズ氏の訃報である。
若くしてAppleを創業し一世を風靡し、Appleを追放されて毀誉褒貶にまみれ、Appleに戻り、iMACからiPhoneそしてiPadと続くヒットを放ち続けた彼は、思うがままにデジタル時代を駆け抜けた偉才であり奇才であり鬼才であろうと思う。
彼への手向けにiMACを購入しようと思っている。 こじつけであることは承知しているが、鑑定業界においてMac利用は異端であり理解されない。 Mac利用こそが茫猿が業界の異端児であることの証明のようにも思えるのだ。 Macを利用し続けることが異端児の矜持でもあるように思える。 思い返せば、事例利用のビジュアル化や地理情報活用などの考え方は、Macの有り様に随分と影響されていると思える。 いわば、茫猿の底流はMacが創ったとも言えよう。
異端ついでに言えば、新スキーム改善委員会の経緯を記事にすることを憚っている。 10.05審議にて基本案・骨格案は定まったものの、常務会や理事会手続きが残されているし、異論が終息したわけではないから、逆転や棚上げもあるだろうし、未だとても流動的である。それでも何かの情報提供をしなければ、茫猿が改善委員会に招かれた意味がなかろうと思っている。 本日は、三重県四日市市で開催される中部縦貫四県協議会(太平洋から琵琶湖を抜けて日本海まで、三重、岐阜、滋賀、福井四県)に出席する。 主催者からはその席上で理事会報告や委員会報告を行うように求められているから、改善問題の今にも言及しようと考えている。
そこで、茫猿提示案を秘やかに記事にする。 記事にするといっても、システム構築のイメージ図である。 この背景については以下の記事をお読み下さい。
「新スキーム改善問題」
不動産センサス制度創設提案 -1-
不動産センサス制度創設提案 -2-
【システム構築イメージ図ファイルを開く】
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