気仙沼から大洗まで

2012.03.26 虎ノ門(鑑定協会新スキーム改善委・企画小委)、03.27 気仙沼大島・仙台、03.28 郡山・いわき・小名浜・塩屋岬、03.29 水戸偕楽園・阿字ヶ浦・大洗海岸と巡った四日間の旅は、楽しいことも嬉しいことも多かったのですが、辛いことや寂しいことや哀しいことも多かった旅でした。 マイナスを感じたことの多くが鑑定評価絡みというのも寂しいことです。

4月9日には全国士協会会長会議が開催されます。この会議の従来の性格は連絡・調整・報告・集会でしたが、新公益法人が認証されて4月からは連合会に移行する鑑定協会において、この会長会議はプレ理事会とも準理事会とも位置付けられるべき性格の会議であろうと思われます。 杓子定規な解釈に拠る「非正規会合」などという感覚で、会議運営が為されないことを期待するのです。 《04/03付け会長声明では、新スキーム改善のための士協会会長調整会議と呼称されている。》

とは申しましても、理事任期満了が近く(6月総会をもって任期終了)、年齢的にも業界位置的にも『鄙からの発信』で吠えることはともかくとして、幾つかの会議席上で吠えたてることはもう控えなければと思っている茫猿です。 新スキーム改善問題の行方はネットワーク構築や地理情報問題にも影を落とすでしょうが、それとても茫猿風情がとやかく言い立てることではなかろうと思いつつあります。 04.10理事会にて質問したいことが無いわけではありませんが、質問趣意書の提出は見送りまして、理事会当日の昼食会開催準備だけは企画しようと考えています。

      

(左)新橋4丁目の新玉堂が販売している赤穂浪士ゆかりの「切腹最中」を、03.26会議のお茶うけに差し入れました。 事務局と合わせて50個差し入れたのですが、趣旨は「お腹を召しませ」という諷意ではなく、覚悟はこうありたいという軽い冗句でしたが、どうだったか?
(中)東京→気仙沼乗車券。 (右)気仙沼大島・はま家さんの箸袋。
写真はいずれもクリックすれば、拡大します。

    

(左)水戸市内バス、一日乗車券、梅まつりの案内が記載されています。
(中)国営ひたち海浜公園・シーサイドトレイン一日周遊券。
(右)鹿島臨海鉄道乗車券。
気仙沼からの帰りに購入した、気仙沼、一ノ関、東京、岐阜羽島間の乗車券は、疲れていたのでしょう、岐阜羽島駅でうっかりと改札口に投入してしまいました。 原発事故の影響でやむを得ないこととは言いながら、漁港や海浜を巡りながら地魚には縁の薄い旅でした。

《新橋駅で》 粋な夫婦連れを見かけた。70代半ばくらい小柄でジーンズをはき、上着もジーズのポんチョ、鼻の下に髭あり、連れ合いは60半ばくらいか、ジーズンズのペアルック、亭主よりやや大柄、若い頃は美人だったろう面影を残す。 あの年代で自分より背の高い妻を選ぶ粋さが嬉しい。   と思えば、別の車中では、老妻におにぎりの包装を取り除かせ、ペットボトルのキャップを開けさせるなどの世話を焼かせている、七十半ば過ぎの様子の好さそうな老人をみかけた。 妻より先に逝かないと息子や娘達が迷惑するだろうなと他人事ながら気の毒に思える。

《東北新幹線車中で》 06:30 大宮発 やまびこ51号に乗車。宇都宮駅で自由席の乗客は大半が降りた。 郡山付近屋根には、うっすらと雪化粧。今朝は雪だったみたい。 福島駅付近西方の山並みも美しい。このあたり各駅ごとに乗客の入れ替わりが激しい。 進行方向左側に美しい山並みが見える。那須山系だろうか?それとも磐梯山系か?

やまびこ51号は、仙台駅以北は各駅停車に変わるが、JR東日本の新幹線列車名と運行スタイルがよくわからない。 JR九州だって同じことだが。

《気仙沼で》 気仙沼大島 はま家夫妻の話は凄かった。 業界各氏の話には胸うたれた。いわき市小名浜、塩屋岬のひばり歌碑は美しかった。灯台も海も美しかった。 まわりの家々が基礎だけになっているなかで、流れてくる「みだれ髪」は心に沁みるものがあった。

《震度5》 仙台で会食中のこと、ユッサユッサと揺れるではないか、揺れはしばらく続いたが、会食の相手お二人も店内のお客様も、皆平然としたもの、「ちょっと大きいな、5くらいか」なんて、「しょっちゅう揺れるから、もう慣れちゃった。」なんて。 テーブルの下へ潜ろうとしたのは茫猿くらい。翌日の新聞で確認したら、「昨夜20時頃、仙台で震度5」と小さな記事になっていた。

《常磐線泉駅で》 人気の無い泉駅フォーム、夕なずむ光と影の中ひとり列車を待つのも悪くない。今日中に家に帰るのはたぶん難しかろうが。 (18:20発の特急ひたちを待っていた。)

《難読駅名:常磐線大甕駅(おおみか)》 各駅停車列車に乗っているときの楽しみに、駅名判読がある。 車内アナウンスで「次はオオミカ」と聞けば、次の駅に到着するまでどう書くのか推理するのである。 漢字駅名やローマ字駅名で推理する場合もある。 ローカル線の旅はだから楽しいのである。駅弁や車内販売が無い不自由さもまた嬉しなのである。

《大船渡線車中などで》
消え残す  沢雪わけて  バッケ見る  (バッケ:蕗の薹の東北方言)

短尺の  線路通過音  佳く眠り  (線路継ぎ目の通過音、ジョイント音)

母に似た  農婦見つける  線路ぞい  (大船渡線の山あいにて)

駅名(えきな)聞き  心泡立つ  気仙沼  (思わずなにやら緊張しました)

 旅のあいだは好天に恵まれましたが、帰りきた鄙里は今日も雨です。
鄙桜は開花目前です。晴の二日も続けば開くでしょうに、父母に見てほしい桜です。

《追記:グループウエア体験》
1.グループウエアの試験運用  2006年8月25日
REA-CYBOZUとして06/08/25に試験運用を開始し、06/10/24に停止しましたが、
今回、クラウドタイプでテスト運用ができるように再設定しています。 グループウエアの機能を理解するために、サイボウズを一度試してみてください。 (2012.04.01より04.30まで試験運用)
※URL https://jarea.cybozu.com/    ※ユーザー名称 : 試用者
※ユーザーID  : jarea           ※ユーザーPW : jarea99
 アクセスできたら、「サイボウズ OFFICE」をクリックして、試験運用画面を開いて下さい。
お好きなように試して頂いて結構です。

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