2012.05.22 第290回理事会が開催されました。 平成23年度選出理事にとりましては任期最後となる理事会であり、この理事会をもちまして茫猿も理事の職務を終えることとなりました。 一年間ではございましたが、無事に任期終了を迎えることができました。各位のご支援に感謝申し上げます。 六月開催の新公益法人並びに連合会移行後、第一回の代議員総会からは士協会会長や地域連絡会会長を中心とする理事による執行体制に移行します。
最終理事会上程議案は、新公益法人として第一回定例総会となる六月総会に上程する議案審議が主要議題であり、特に議論を重ねる案件はなく、粛々と議事は進行されました。
「上程議題」
(1) 平成23年度事業報告(案)について
(2) 平成 23年度一般会計決算(案)について
(3) 平成 23年度中央地価調査事業会計決算(案)について
(4) 平成 23年度地方地価調査事業支援会計決算(案)について
(5) 平成 23年度実務修習特別会計決算(案)について
(6) 賛助会員の承認について
(7) 相談役の選任について
(8) 諸規程等の整備について
(9) その他
(9) その他の件では、前回理事会にて承認された平成24年事業計画のうち、情報安全活用委員会に関わる件について、執行部より一部追加修正案が提案され審議の結果承認されました。 この修正案件は前理事会提出の付帯決議案の趣旨を踏まえての執行部提案です。
「修正案件」 平成24年度事業計画(案)5.情報安全活用委員会 第5項の追加。
5.「第一次改善案」に基づくシステム構築までの間、新スキーム事例の安全管理と閲覧の透明性の確保をREA-NET等既存のシステムを活用すること等により行います。
同追加修正案は賛成多数により承認されました。 第289回理事会に提案しました付帯決議案は反対多数により否決されました。 (付帯決議案及び趣旨・PDFはこちら)
付帯決議は提案趣旨説明書が理事会に配布された上で否決されました。 この趣旨説明の第一項及び二項は、多くの会員も周知の事項ですが、第三項に関わる事項については該当情報が共有されておりません。 担当部署は既に閲覧に関する窓口規制等について諮問を行い「リーガルレポート」を入手していますが、当該レポートは未だ開示されていません。
付帯決議提案の本旨は趣旨説明書が全てです。 REA-NETを展開するとしても、今や解決しなければならない課題が三点存在するという認識の上で、展開をしなければならないということを述べるものです。 その三点とは、a.個人情報保護法ガイドライン:安全管理に抵触している。 b.地価公示実務指針(H23.08配布)に抵触している。 c.関連法規に抵触する疑いが濃厚であるです。
ことの重要性に鑑みれば、第三項についての「リーガルレポート」に関わる情報は執行部に共有されており、その上での執行部修正案提案並びに危機管理等であろうと考えていましたが、当該リポートは会員や理事のみならず執行役員の多くにも非開示の状況にあるようです。
マイナス情報を執行役員が共有していないという一種の情報隠蔽をとても危惧します。マイナス情報であればこそ役員が情報を共有するというのが、危機管理の原則であろうと考えます。 マイナス情報を秘匿した(情報操作とも認められる)新スキーム改善事業遂行は会員の信頼が得られないと云うことにも留意すべきと考えます。 なお、当該リポートについて筆者は閲覧しており、その筆写を保有していますが、所掌役員より開示は差し控えるよう求められていますので開示できません。 関心のある方は協会事務局にて開示閲覧を求めて下さい。
もう一点付け加えますと、(弁護士への)諮問事項は閲覧窓口規制についてのみであり、閲覧料格差については諮問事項としていません。閲覧料格差も含めて諮問すれば、関連法規抵触の疑いはさらに濃くなるで有ろうと考えます。 理事会において執行部提案の事業計画(案)修正案採否だけでなく、敢えて付帯決議の採決も求めた理由は、今や様々に都合の良い誤った理解が横行している付帯決議案を審議未了のままに残すことは、今後の事業遂行にとって為にならないと考えましたから、(否決されるであろうとの予測の上で)採決を求めたのです。
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組織移行直前で、何かと密度の濃い理事職、お疲れ様でした。「諮問事項は閲覧窓口規制についてのみであり、閲覧料格差については諮問事項としていません。」のくだり、国家資格者集団で遵法は、当然と思われますが、本当に”りあねっと”は、まともに機能するのでしょうか。以前の見積合わせに関する報酬問題を某教授に外注したレポートも活用されてませんよね。
1県:1分科会or2分科会のエリアではREA-NETは不要もしくは過大装備のようにも思えます。
しかし、公示非委嘱会員や県外鑑定士の閲覧経緯を正しく記録することに意義がございます。
何より、将来のあるべき姿への一里塚になるでしょう。
さらにREA-DATAやREA-INFOの利用価値、そしてREA-MAPから始まる地理情報機能を活用することにも
意味があろうと考えます。
私は、どのようなシステムも利用者が育て拡げてゆくものと考えます。
その意味からは、先ずは試してみようと云う会員が増えることを秘かに期待しています。
早速のご教示有り難うございます。REA-NETは不要とは思っておりません。問題になっているフリーライダー等々の根元的諸問題に対処する一機能としてのログ管理は必用です。また、ご指摘の「REA-DATAやREA-INFOの利用価値、そしてREA-MAPから始まる地理情報」の意味。システムを活用し、改善し、育てる権利・義務こそこれからの会員に求められるものだと考えます。