あれやこれや

第48回総会(旧組織)の役員宛・開催通知が届きました。 第290回理事会以後(2012.05.22)は旧役員であると考えていますから、新組織(新公益法人&連合会)第一回総会に出席する必要もなかろうと考えて欠席の届けを発信したところです。 新組織の有り様とか枯れ木も山の賑わいとか考えないでもないのですが、委任状が集められたシャンシャン総会に出る意味など今や何もなかろうと考えています。 ところで、『鄙からの発信』のこれからをどう考えてゆこうか、思い倦ねている。 考えてみたところで、そうそう佳い知恵が浮かぶわけもないし、成り行き任せで自ずと変わるべきものは変わってゆくだろうし、変えられないものは変わりようもなかろうとも思っている。

足かけ14年、記事総数2300弱ともなれば、それなりに愛着があるのも当然なのだが、日ごと夜ごと訪れていただける読者のことを思えば、(僭越だけど)何か語り続けたいという気持ちも素直にある。 このサイトの編集アプリをWordPress に替えた時に、同時にGoogle Analyticsも導入したから(正しくは導入してもらったから)、日々のアクセスの概要が把握できている。 日々のアクセス数、ページビュー数、アクセス者のエリア概要、その他様々なことが判るようになっている。(とはいえ、詳しいことは未だよく理解できていないのだが)

以前、もう十年近く前にメールマガジンを発行していたが、その当時のメルマガ登録者数は500が壁だったように記憶している。 Google Analyticsでは、一ヶ月間のアクセスについて「organic:検索エンジン経由のユーザー」、「direct:ブックマーク経由」、「referral:ウェブサイトからのリンク経由」などと分類して集計表示してくれる。

organicユーザーは検索結果がたまたま『鄙からの発信』記事とヒットした結果であり、大半は茫猿と縁もゆかりもないユーザーであろうと考えている。 referralユーザーは今も残してあるExblog経由やMorishima.JP経由のユーザーが少なからず居るのであろうと考えている。 リピーターはDirectユーザーであろうと考えられる。 月間のアクセス総数や、New Visitor、Returning Visitor 数などから、常連読者数を推量することはできようが、それは言わぬが花と言うことであろう。

Topページ、右側中段に「人気の記事」という表示がある。 そのランキングのなかに「The Peace」、「AIJ事件に見る総無責任体質」、「古稀の手習い」などという記事があるが、これらの記事がランク入りしているのは、たまたま検索結果がヒットしたorganicユーザーであろうと考えられる。 Peace、AIJ、古稀が検索語彙なのであろう。 SNS依存症候群も検索語・SNS由来のorganicユーザーがランク入りを後押ししていることであろうと考えている。 ちなみに「SNS依存症候群」でGoogle検索すると二番目に『鄙からの発信』記事がヒットする。

話は変わるが、鄙里では田植えの季節になった。 連日続く干天であるが、揖斐川からの取水で田圃の準備に不都合はないようだ。 茫猿の子供の頃であれば、少ない用水の水をポンプで汲み上げたり、なかには足踏み水車で汲み入れたりして田植えを行っていたと記憶する。 それに較べれば水利は整備され、六条植えの乗用田植機ですいすいと田植えが進んでゆく。 屈んで田植えする腰の痛みも、襲ってくる蛭の痒みも、遥か昔の伝承となってしまった。 それでもこの機械式田植えというのも結構技術を要求されるようである。 四角い田圃にムラなく植え残しを出さずに植えてゆく(田植機を操縦してゆく)には、相応の経験や操作技術を要するのである。 近くの圃場では麦秋を迎えている。 水稲作付け制限の結果としての転作・麦栽培であるが、これとても二毛作奨励の昔であれば、麦の穫り入れ後に田起こしをして田植えを行っていたものである。 この圃場にはもうすぐに大型コンバインが刈り入れにやってくるのである。  このエリアは最近に圃場整備事業が実施されたばかりの地域である。 せっかくの大規模農地であるが、大規模農地であるからこそ機械化麦作を行う集団転作に適しているともいえる皮肉さである。 話はまたまた変わって、最近の茫猿が継続的にアクセスしているサイトは「農家の嫁の事件簿」(岩手県岩泉町)と「記憶の彼方へ」(札幌市)であるが、「農家の嫁の事件簿」には田植え機の位置どりの話が掲載されている。「記憶の彼方へ」には一ヶ月遅れの大山蓮華の花が掲載されている。 寒冷地・札幌で風雪に耐えて咲く花と、温暖な我が鄙里では同じ花でも気品がこうも違うのかと刮目させられる。 処変われば花も変わるである。

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あれやこれや への2件のフィードバック

  1. 赤堀 のコメント:

    いきなりで失礼します。処変われば花変わるを楽しんでいましたら、hayakarさんの訃報に驚きました。関ヶ原美術館のことども。月日が速い。
    そうそう貴君の目指すは最年長芥川。また突然失礼します。

    • Nobuo Morishima のコメント:

      彼が亡くなっていたことを知ったのは昨年の秋深くなってからでした。飄々とした彼のサイトに癒され、彼のサイトから関ヶ原生活美術館を知り、彼の亡き後も彼のサイトを時折訪ねています。幾つかのサイトのリンクを辿ってゆくと、彼が多くの人に愛された豊かな人生を送ったのだと今さらに知らされています。
      http://bouen.morishima.com/2007/10/15/post_1015/
      ワインとパンを下げ持って、近いうちに一度、関ヶ原美術館へ行き、猫ヶ原さんに会いたいなと思っています。

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