秋彼岸ゆく

彼岸花、またの名を曼珠沙華という。 秋の彼岸の頃に野草を刈り取ったあと、花茎を数日間で伸ばして花をつける球根植物である。(救荒植物という異名も持っている。)
暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、彼岸の入り頃から日中の陽射しはともかくとして、朝夕はめっきりと涼しくなってきた。 日中だって湿度が低いから苦になる暑さではない。 井戸水が真夏の頃の痛いくらいの冷たさから、しだいに手に優しく感じるようになってきた。 水温は変わらないのであろうが、気温との落差が小さくなったということであり、真冬になれば暖かく感じるのであろう。 

彼岸花:曼珠沙華
昨秋に株分けして一年目の花である。 数年もすれば結構な花株になるだろう。まだ彼岸だというに、来春の花芽を膨らませつつある椿。
最近は滅多に見かけなくなったトノサマガエルが、咲くことのなかった睡蓮の瓶に来ていた。
冬眠前の顔見せなのだろうか、懐かしくて一枚。 

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