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REA-NET接続予想手順

 鑑定協会のIT化ツールである「(仮称)REA-NET」の概要が少しずつ明らかになりつつあります。(他人事みたいに云っていますが、協会の情報開示速度が遅いので守秘義務のない事項について観測記事をUPしているのです。)
 この記事の後半部分と先号記事琴電Moblogとはまるっきりつながりません。つながらないどころか、茫猿のなかでは自家中毒症状を起こしています。


 金科玉条的に事例dataを守ろうとする朋輩衆を見ていますと、やむを得ないなと理解はしますが、流れに逆らって徒労に身を窶す哀れさが見えてしまうのです。鑑定業界のネットワーク構築など既に十年遅いのです。一周二周遅れなのです。その遅れを自覚していないものだから、遅れを逆手にとって先頭に躍り出るという発想に思いを致さないのです。
 そのような由無しごとはさておきまして、会員がREA-NETにアクセスして、事例閲覧等のメニューに至るまでの手順の想定図をUPします。UPしたチャート図は現時点での設定予想図ですから、今後、プロトタイプ型開発の進捗により、まだまだ多くの変化が予想されるものです。「第二WGレポ:06.06.10」も参照して下さい。
 『REA-NET会員接続設定・予想手順』 REA-NETは暗号化通信システムです。会員の側ではインターネット接続環境【ブロードバンド接続が望ましい。】と、ブラウザーさえあれば、USBキーなどは何も必要有りません。会員の負担が極めて軽く、安全性が高く、会員が習熟するにも利用するにも容易・簡便であることを目標とするシステムです。
 
 二年をかけてようやくに本当にようやくに、REA-NETは情報交換共有共用ツールとしての特性を表に出せるようになりました。それでもまだまだREA-data(事例閲覧)が主流で、REA-info(情報交流)は脇役なのです。ですがこの先、REA-NETは単に事例閲覧システムに止まらず、地価公示をはじめ鑑定評価全般のIT化進捗に寄与することを目標とする統合(情報交流)システムへと変化してゆくでしょう。同時に鑑定協会及び全国の士協会全体に於けるIT化推進と情報管理の安全性向上は、新スキームを全国展開してゆく上で大きな支えになるものであり、且つ、全国展開後の業務負担軽減にも大きく役立つものであると云えます。
 接続メニューは、接続会員認証メニュー、事例閲覧メニューの他に、接続・閲覧を記録するLOG管理システム、地価公示等業務の負担を軽減することを目的とするIT化システム【REA-info(仮称)】等が用意される予定で準備を整えています。
 
 ところで、接続認証を受ける会員は次の4項の資格が総て必要です。
1.(社)日本不動産鑑定協会・個人正会員であること。
2.(社)各都道府県不動産鑑定士協会・個人正会員であること。
3.協会・士協会に登録する業者会員に所属すること。
4.認定講習終了済みであること。
 この資料閲覧・利用資格の変更は最近の資料規程改正によるものです。
以下は、鑑定協会サイトよりの引用です。
「資料の収集・管理・閲覧・利用に関する規程」及び「同運用細則」の一部改正について(2006.6.15)
 今回の規程改正の趣旨は、事例等の資料の閲覧制限の明確化にあります。明確化の内容は、閲覧者を本会・士協会のどちらにも正会員として登録している業者会員に所属する者であって、本会・士協会のどちらにも正会員として登録している個人会員で、現に不動産鑑定業に従事する者に原則として限定したことです。(引用終了)

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