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10/26リポート-1

 一昨日、岐阜県士協会は下記次第の意見交換会を開催しました。
本記事はそのリポート(1)です。


「意見交換会次第」
1.主催:社団法人岐阜県不動産鑑定士協会
2.日時:2007/10/26(金) 
3.場所:士協会会議室
4.テーマ
『REA-NET 展開後の新たな鑑定業務の方向性を模索する。事例作成のWeb対応、GIS対応、そしてGPS利用という進化の道筋からロングテール・ニュービジネスへ浮上する道を考える。』
5.招待者・報告者 
一.公示オンライン化の現状と予定
 小川地価調査委員長、豊田地価調査副委員長
一.GoogleMapを利用した地価公示要覧
 山村岐阜会土地情報委員長
一.DocuWorksを利用した地価公示事例カード・デジタル化
 安藤岐阜会財務委員長
一.REA-NETの現状と予定
 澁井情報安全活用委員長、 ITSソリューションズ:関口和規氏
一.技術的進捗状況、今後の可能性
 ITSソリューションズ:物部隆之氏
 意見交換及び討議に参加された方は、地元岐阜会会員だけでなく、静岡会、愛知会、三重会からもご参加頂きました。
 当初、意見交換会は「戦略目標.A」公示選定調書並びに公示事例カード二枚目のデジタル作成を話題にし、次いで「戦略目標.B」に話題を移して、デジタルデータ取得(位置情報、地形情報、写真情報)、そして三次データの有効活用から地価公示と鑑定評価の精緻化へと進み、「戦略目標.C」としてニュービジネスを模索するというシナリオがありました。
 しかし4時間に亘る討論の実際は、ネットワーク構築にまつわる誤解や障壁の存在や、アナログ的仕様の延長線上に於けるデジタル化の限界や、マップシステム利用の長短と最新の現場状況などへと話題が展開しました。
それはとりもなおさず、
(一)ネットワーク構築とは、様々な情報流通の基盤整備なのであり、
(二)様々な局面で話題になっている「事例閲覧サービス」などは、その整備された基盤すなわちネットワークの上で展開される数多くのサービス選択肢の一つに過ぎないのであり、
(三)情報流通の基盤(ネットワーク)を、安全・安心・簡便・確実に支える共通基礎である認証システム(認証サーバ)構築こそが重要なのであり、その後においてどのようなサービスを展開するかなどということは、各都道府県士協会の任意選択に過ぎないということである。
 以上の件については「リポート(2)」で詳しく述べるとして、取り敢えずは
Mapシステムによる地価公示・地価調査要覧である。例えばGoogleMapを利用した要覧が試行版を含めて各種公開されているが、それらの構成が専門的には随分と違うようなのである。茫猿のリテラシーでは違うらしいとしか判らないが、具体的には「POIの検索結果の表示スタイル」が異なるようである。
「POI=Point Of Interface ?」
「POI=Poor Obfuscation Implementation ?」
「POI=Apache POI ?」
【何やら判らないが、データ検索の都度、ポイと作ってポイと捨てるからPOIなの鴨!!!】
(社)岐阜県不動産鑑定士協会版・地価公示・地価調査要覧
 印刷物を現実の評価業務に利用する際の利便性などに特徴がある。
Db-Map.Com 版 日本全国地価マップ
 地価推移、地価グラフなどの他、市町村境の表示に特徴有り。
イッツ・ソリューションズ(株)版地価公示・地価調査ポイント検索
 現在はサンプル版の公開であるが、近日中にβ版が公開される予定と聞く。後発の優位性を生かした利便性や快適性を有するサイトが期待される。
『以下、その2に続くが、その前に』
 今回の催しを評して、茫猿の最後ッ屁と云った方がいる。よくご覧になっているものよと内心感心したのである。実のところは「甲羅を経ても気張っているものよ」と揶揄されただけかもしれないが、茫猿自身の心底では遺言的感慨がないでもない。発案してから約二十日間、出演交渉、企画書作成、レジュメ作成、校正、翌日の案内場所の下見など結構疲れたものである。26、27の両日を終えるとグッタリときたものである。やはりもう若くはないのである。根を詰める気力も持続しないし、瞬発力も落ちているようだ。やはり最後ッ屁なのであろう。
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