ジャガ芋を収穫していたら、地表に転がっている小さな青い実を見つけた。ミニトマトより一回り小さな実である。一般に花は咲けども実を結ぶことの無いジャガ芋であるが、偶々に結実したらしい、幻のジャガ芋の実である。
どんな味がするのだろうと齧ってみたら、とくに渋くも苦くもない青臭いだけの味であるが、食せるものではない。ジャガ芋だって、花も咲けば実も結ぶということである。
掘り出したジャガ芋を蒸し上げて、バターをまぶして食した。家人とふたり「オイシイネ」と言い交わしながら、栽培者の至福を味わう。今日の昼食は掘りたて蒸したてジャガイモ・バター添えで終了。
馬酔木《アセビ》の花が咲いている。花一つ一つは小さなものであるが、連なって房となり、その房が葉陰をうめているのは、それなりに眼福ものである。