しばらく前に花を付けていたと思ってた庭の柿が、既に親指大の青い実を付けている。 去年が成り年だったから、裏年の今年は実のつけかたが少ないが、それでもこれから日一日と実が大きくなってゆくのである。
青柿の実である。 赤く熟するまでには暑い夏を過ごして、あと半年である。
同じ頃に、白い花を付けていた山法師が、これもイガグリ頭状の小さな実を付けている。 この実が赤黒く熟すると、結構甘くて懐かしい味がするのである。 梅雨入りしたと云っても、ずっと名ばかりの空梅雨だから、庭も乾いていて葉が巻き始めている。 山法師も雨を待っている。