山県市内の現場(岐阜県・旧山県郡伊自良村、ちなみに山県市は山形市と同音である。)で、面白い蓋を見つけたので、気になって天湖森に足を伸ばしてみた。 天湖森とは「てんこもり:天こ盛り」のことである。 うずたかく食品(ご飯など)を食器に盛り上げることを云う。 沢山あるから遠慮無く召し上がれという意味で、祭礼などに白飯や赤飯を椀高く盛り上げて饗応する例がある。
天湖の湖・伊自良湖は灌漑用溜め池であり、夏場はキャンプ場などとして利用されるが、ワカサギ卵を放流しており、今はワカサギ釣りの季節である。 湖面(湖というほど広くはない、大きめの池である)にはワカサギ釣りのボートがゴマを散らしたように浮かんでいる。
釣り人が投げる餌に引き寄せられて鴨も群れている。
てんこもりとは、山県の空:『天』、伊自良湖:『湖』、釜ヶ谷山などの『森』から取ったという。 蓋には「元気モリモリ天湖森」とある。 意匠の意図がよく判らないけれど、何やらユーモラスでもある。
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