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2016 雪景色

昨日今日あたり、全国的に寒波襲来で珍しくもない雪景色。それでも我が陋宅にて今朝の雪模様。

見慣れた景色も雪化粧あれば、ひと味もふた味も違って見える。

雪見酒でもしてみるか。

雪中の万年青は赤い実が佳く映える。

これとて雪椿、ほんとの雪椿は日本海側の椿野生種をもととする椿の品種名。

リタイアした幸せ、少し違うな、安穏と云うべきものを一番感じるのは、積雪の朝である。事務所に出かけるために、早朝からの雪かきもチェーン装着も屋根・窓の雪払い労役も不要で、のんびりと雪見が出来る安逸を楽しめる。

万年青の実  紅く目にいる  雪の朝  《茫猿》
雪の朝  万年青はここにと  紅き実  《茫猿》
閑けさを  ともに楽しむ  雪椿  《茫猿》

《蛇足》蛇足と云うも愚かな句釈である。駄句は駄句なりに読む人が情景を描けばよいことである。句釈などは愚かなことと承知している。なれど駄句故に詠み人の思いは伝わらぬと思えば、愚かな言い訳をする。「ともに楽しむ」は「伴に楽しむ」「供に楽しむ」「共に楽しむ」などと迷い倦ねて「ともに楽しむ」とする。「閑けさを」は「閑けさ”や”」とも思うが、続く”とも”のひろがりを思い「閑けさ”を”」とする。

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