昨日今日あたり、全国的に寒波襲来で珍しくもない雪景色。それでも我が陋宅にて今朝の雪模様。
これとて雪椿、ほんとの雪椿は日本海側の椿野生種をもととする椿の品種名。
リタイアした幸せ、少し違うな、安穏と云うべきものを一番感じるのは、積雪の朝である。事務所に出かけるために、早朝からの雪かきもチェーン装着も屋根・窓の雪払い労役も不要で、のんびりと雪見が出来る安逸を楽しめる。
万年青の実 紅く目にいる 雪の朝 《茫猿》
雪の朝 万年青はここにと 紅き実 《茫猿》
閑けさを ともに楽しむ 雪椿 《茫猿》
《蛇足》蛇足と云うも愚かな句釈である。駄句は駄句なりに読む人が情景を描けばよいことである。句釈などは愚かなことと承知している。なれど駄句故に詠み人の思いは伝わらぬと思えば、愚かな言い訳をする。「ともに楽しむ」は「伴に楽しむ」「供に楽しむ」「共に楽しむ」などと迷い倦ねて「ともに楽しむ」とする。「閑けさを」は「閑けさ”や”」とも思うが、続く”とも”のひろがりを思い「閑けさ”を”」とする。
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