茅屋のあちらこちらで秋に似合う赤色がみかけられるようになった。
千両、万両、南天、ふくらもち、皆赤い実をつけている。
紅葉もいいものだけど、常緑の葉のなかに赤い実を見るのも悪くない。
先ずはふくらもち
次は南天。ふくらもちも南天も、千両だって万両だって何もひとの目を楽しませようと赤い実を付けているのではないのだろう。鳥に目だつように赤い実を付けることによって、種を遠くへ運んでもらおうとしているのだろうから、ひとが楽しむのはついでのことなのである。 だから、鳥に啄まれないように網を掛けるなどというのは野暮なことなのだ。
千両、万両は既に登場させたから、実ではないが山茶花の花。
白い小さな花だけれど、柊の花。
こちらでは塀に這う蔦が赤くなった。