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春風献上 丙申元旦

明けましておめでとうございます。
皆様には佳き初春をお迎えのことと存じます。1999年1月に始めました「鄙からの発信」は、「鄙からの発信・残日録」と名を改めながら十八年目を迎えました。あれやこれやと由無しごとを書き連ねた記事掲載は2700号を超えました。これもひとえに読者各位の御支援と、親からもらった健康な身体の賜物と感謝しつつ、2016年賀状を書いております。

不動産鑑定評価 についての何かを、鄙の片隅より発信できればと願って始めました我がWeb Site ですが、残日録と名を改めたあたりからは身辺雑記や終活記事を記すことが多くなりました。 それは茫猿自身の今現在の在り様を映すものであり、時の移ろいであり倣いでもあるのだろうと考えております。

(注)茫猿とは、サイト開始当初のカテゴリー「茫猿遠吠」に由来する。草深い鄙に住いする1944年申歳生まれの「茫々たる猿」がひたすら遠吠えしている様を云う。本人は茫猿に望遠とか防炎の闇意を、遠吠には遠謀や艶眸の闇意を含ませているつもりであるが、今やただただ老猿が虚しく繰り言を呟くのみである。防炎とはBlogの炎上は避けたいという闇意でもあるが、Spamトラバだけは多いけれどコメントはボヤほども届かない。

六度目が巡って参りました申歳ですが、四度目五度目の頃には思いもよらなかった心境の変化やものの見方考え方の移ろい様に、いまさらに驚かされている昨今でもございます。今年発信致しました賀状はこのようなものです。

かつては、「人皆横行 我独直行 孤猿遠嘯 梅薫沈浄《1994年》」とか、「猿齢五十年 華酔在春眠 未到不惑筵 迂遠也耳順《1995年》」などと記していた賀状も、今や様変わりだと思わされています。こんな賀状をお届けした歳もありました。今にして思えば若気の至りと赤面する茫猿です。今年も昨年に変わらぬ晴耕雨読の日々を過ごすことができればと願う元日の朝です。加えて、「鄙からの発信」が二十年目に至り間遠ながらも訪れる読者を迎え、掲載記事が3000号を数える日がくれば猶佳しと願うのです。親族家族が集まりて、一椀の雑煮を言祝ぐことができる幸せが、多くの人々に訪れることを祈念して2016年賀詞といたします。

 

 

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