寅さんの山田洋次監督は松竹大船路線の正当な継承者であるから当然とは云え、御前様の演技につながる笠智衆を通じて寅さんを感じさせられます。
それから十七年後(1946年)に再会した時には、男子5名の内3名は戦死、1名は戦傷による失明、女子7名の内1名は肺病により死亡、1名は親に売られて行方不明という、フィクションとは云え過酷な結末に至るのです。またその結末もあちこちの農村に生じたであろう現実と大差ないといえるのです。
その後、1987年にリメイクされた時のセットが小豆島に「二十四の瞳・映画村」として残されているようである。近くに縁者も居ることだし近々訪ねてみたいと思っている。(※出演者の多くは故人でもあり敬称をつけるべきか否か迷ったが、全て敬称は略している。) 二十四の瞳アラスジはこちらへ。
二十四の瞳
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