一年が過ぎて

 原発問題はさておき、気分を替えて屋外に目を遣れば、我が茅屋は一年でいちばん美しく輝く季節になった。薫る風に柿の若葉が照り映えるなかに、平戸ツツジ、牡丹、シャクナゲ、ハナミズキそして山法師が咲いている。しばらくすれば、サツキが満開になるだろう。畑では南瓜やサヤエンドウが花をつけている。蜜柑など柑橘類が甘く匂う花をつけるのも、間近である。
 早いもので明日は母の一周忌がやってくる。霊前に花を手向けても見てくれるわけで無し、菓子を供えても食べてくれるわけでもない。介護日誌を読み返してみれば、心残りとともに寂寥感のみやってくる。 ひとはこうした思いを繰り返しながら、記憶を薄れさせてゆくのであろう。


 昨秋買い求めて植え付けた新しい牡丹が優雅な花を開いた。
 
 平戸ツツジが満開である。昨夏の切り込みが厳しすぎたのか花の数がやや少ない。
 
 南瓜が花をつけたが、実りにまで至るのか。
 
 なんといってもいちばん好きな花、山法師である。この花は上を向いてほぼ平らに開くから、下から見ていては良さが判らない。 平家建の我が鄙屋ではせんないことである。
 

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