七変化伊吹山

本日は冬晴れとまではゆかなかったが、雲の切れ間に日射しのある一日だった。そこで思い立って国道21号線を西へ、滋賀県東近江市へと向かったのである。その道すがら、処ところで見える伊吹山の七変化を捉えてみた。

昼前に岐阜市内で買い物をして西へ向かうと、車の進行方向に見える雪を頂いた伊吹山がとても綺麗である。先ずは、21号線揖斐川橋梁で見る伊吹山。この辺りから見る伊吹山は鄙里から見える山容に似ている。この地あたりでは真西に伊吹を見るが、鄙里からは北西方向に伊吹を見る。150120ibigawa

大垣市内を抜ければ、垂井町から関ヶ原にかけての伊吹山は、手前の山塊に山裾を隠されている。標高差のせいか稜線がやや丸みを帯びて見える。

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関ヶ原から岐阜滋賀県境にかけて、国道21号は山間地を通じているから、伊吹山は見えない。次に伊吹山を望むのは滋賀県柏原のあたりである。国道と東海道線が並行する場所で折よく通りかかったJR貨物を写し込む。150120kasiwabala

次いでJR醒ケ井駅の手前で捉えた伊吹山。手前が在来線、奥が新幹線である。東・岐阜県側から見る山容と、西・滋賀県側から見る山容とでは、まるで違った山に見える。150120samegai

ほぼ同じ場所であるが、帰途に名神高速道路の伊吹PA付近で撮った伊吹山。夕陽に薄赤く染まっている。150120meishin 以上、他者にすれば何と云うことも無い山容の羅列であるが、同じ山も見る処を変えればまるで異なった顔を見せてくれると云う、ただそれだけの話である。

冒頭に東近江市へ向かうと書いたが、年末には伺えなかった止揚学園を訪れたのである。時は二十四節気の大寒である。正真正銘の寒ブリを携えて学園の寒中見舞いに伺ったのである。いつもの和やかな仲間たちが温かく迎えてくれた。並んだ顔をよくよく眺めていると、何やら古刹の裏山に並んでいる羅漢さまたちのように見えてきた。還暦を迎えた方や目前にした方たちが穏やかな表情で並び坐るさまは、本当に羅漢さまがお見えになるような感じを受けたのである。 一年ぶりに訪ねた学園には、新しい若い仲間たちが増えていた。とはいっても二十歳を越えた仲間である。写真はあえてセピア修正を施しました。151220buri

 

学園にお暇を告げて帰途についたのですが、ふと思いついたのは家人の六十数回目の誕生日のこと。 バースデイケーキという年柄でもないから、近江八幡の「たねや」に立ち寄り、バウムクーヘンを求めたのですが。店内に飾られている餅花が見事だったので、一枚いただきました。バウムクーヘンと合わせて、「赤米大福」というのが面白そうだったので買い求めた。 これが上品な甘さの粒餡を包む赤米でつくられた皮の食感がとてもよく調和していて旨かった。

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