背筋痛を味わっている。収穫するたびに冷凍保存してあったブラックベリー《木イチゴ》が相当な量になったので、ジャム作りを始めたのである。
約一時間をかけて食感を良くするために裏漉しをして堅い小さな種を取り除く、その後また約二時間をかけてゆっくりと煮詰めたのである。その間、右手に木べらを握りしめ、漉し網の前に立って木べらを動かし、次いで鍋の前に立って木べらを動かし続けていた。そして気付いたら背筋痛になっていた。左の背中が痛くなったのである。
木べらを使うくらいで背中が痛くなるなんて何と云うことだ。このようにして加齢と云うものを実感してゆくのだと家人に話したら、「あなたは、このところ働き過ぎなのよ。」と慰められた。
炎天下での生け垣の刈込み、急な雨の中で刈り込んだ枝の掃除片付け、イラガの駆除・薬剤散布、手鎌を持っての草刈り、その間に修学院離宮参観もした。だから疲れているのだと家人は慰めてくれる。でもやはり年毎に少しずつ衰えを感じるのも事実なのだし、やむを得ないことなのだとも思う。
それにしても、三時間かけてじっくりと作った「ブラックベリー・ジャム」は満足できる出来映えである。香り、色つや、ほどほどの酸味も申し分ない。ジャムとしても、紅茶に入れても、肉料理のソースとしても使い道は広い。無農薬栽培のブラックベリーで作った無添加・爺々手作りのジャムを孫がどのように評価してくれるか楽しみである。
出来上がったジャムを保存瓶に入れ、逆さにして冷ましている。逆さにするのは、密閉するためや水滴を作らないためである。先に作った濃縮梅ジュースと合わせて、この夏に孫を迎える準備は整った。あとは簡易プールを組み立て、プラレールを組み立てるだけである。
こちらは06/28に作った濃縮梅ジュースである。冷やした炭酸で割ると泡立ちが良くて口当たりの良い飲み物になる。
苗木を植え付けてから四年目、立派なイチジクが実るようになった。しかし、植えたのが梅雨時に実る早生種だったので、雨の中少し早めでも収穫せざるを得ないのが残念である。晴れが三日続けば、完熟無花果を収穫できるのだが。《来年は、イチジクジャムを作ってみようか。》
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