”春の海”とは、些か陳腐なテーマであるが、でも今頃の海辺は心癒される。お彼岸過ぎの陽射しは時に汗ばむくらいだが、浜風はまだ冷たい。それでも昼頃には暖かな風に変わってくる。
縁者が瀬戸内の島の写真をSNSにアップしていた。穏やかな春の海と波をうまく捉えていた。「春の海 ひねもすのたり のたりかな(蕪村)」である。海を眺め風に吹かれて、浜辺で終日(ひねもす)昼寝をしていてみたいものである。縁者の投稿写真にいささか編集の手を加えてみたのが、これらの画像。《縁者の方、ご寛恕あれ。》
靄(もや)がかかる海に漁舟一つ、出漁なのか、港に帰るのだろうか。穏やかな昼下がりの海をフェリーが往く。そして沈む夕陽、明日も晴れるだろう。彼のファイルにはこんな写真もある。
瀬戸内の島には、こんな風景もある。蒼い海へダイビングする島の道。
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