愛知会十周年

【茫猿遠吠:愛知会十周年:05.09.10】
 お日柄も佳し、折しも重陽の節句の昨日九月九日は、(社)愛知県不動産鑑定士協会創設十周年記念式典が開催されました。御案内を頂き、隣県のことでもあるし日頃のお付き合いもございますことから出席して参りました。その報告です。
プログラム1 研究発表
1.貸家及びその敷地の取引利回り実態調査(愛知会研究指導委員会)
2.会計基準のグローバル化と企業経営(公認会計士・山田順氏)
3.動的手法による土地価格比準表の作成(愛知会・鈴木哲氏)
4.大工場地の評価バランスについて(愛知会・中山恭三氏)
5.愛知県の地価十年のあゆみ(十周年記念事業実行委員会)
プログラム2 記念講演 「時代を読む」 田原総一朗氏
 約一時間の田原氏の講演は、選挙情勢から日本と海外の経済情勢に至るまで幅広いものであったが、選挙などでお疲れなのであろうか「朝まで生TV」ほどの迫力は感じなかった。
氏いわく、今の日本の最優先課題は770兆円の借金対策であり、始まってしまった人口減少対策であると云う。だが、明らかな解決策は示されなかった。
 米国は双子の赤字に悩んでいる。その解決策としてドル安を選択し輸出の振興を図った。しかし、今や米国は工業産品の輸出は見る影もなく、農産物輸出とIT関連輸出が主力である。だから米国の貿易赤字は一向に減らない。
 中国の輸出増加量はめざましいものがある。それでも国際収支黒字額は一向に増えない。その原因は中国の輸出は組み立て産業に支えられているからであり、輸出額の増加は必然的に輸入額の増加を生むからである。
 これからの企業経営者のあるべき姿について、伊藤忠商事の丹羽宇一郎氏の言を借りてこう述べる。「クリア:情報の開示と共有、オネスト:正直に語ること、ビューテイフル:見苦しい振る舞いをしないこと」
プログラム3 記念式典及び祝宴 スナップ写真で案内します
 にこやかに談笑する式典役員の皆さん。右より横須賀鑑定協会会長、小川中部連絡会議長、前川愛知会会長、樹下中部連絡協議会副議長(岐阜会会長)各氏

 祝宴風景、右より前川氏、西尾氏(初代愛知会会長)、横須賀氏

 アトラクションの一つである「めでた餅つき」に飛び入り参加した前川氏と小川氏。パフォーマンスチームの一員は、愛知会会員の森本達也氏、渡邊一成氏である。多芸な鑑定士というか、鑑定が余技なのか。

 ラテンダンス、鑑定士協会の看板の下で見事な肢体を誇るダンサー嬢。
自らも「MUSIC FAIR `LOVE ON THE EARTH`にボーカルとして出演された山本英次記念事業実行委員長の洒脱な趣向に、かぶりつきに陣取る来賓鑑定士の多くが感激してたことでしょう?

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