不動産鑑定士冥利を感じる季節になってきた。空は青く雲白く、風は澄んで軽く、野山に秋の風情が日一日と濃くなってゆく。基本的に仕事の半分は外歩きが原則の不動産鑑定評価である。都会の鑑定士はいざ知らず、鄙の鑑定士は山辺の道、川畔の道、田畦の道を歩くのが仕事である。確かに酷暑厳寒の季節の外歩きはこたえる、流れる汗を静める日陰もない時や、凍え震える指先で後から判読し難い字を書くときもある。
それでも、暑熱のときの木陰、厳寒のときの陽溜まりは何物にも代え難い自然の恵みを感じさせてくれる。さて皆様の彼岸連休は如何でしたか、酷暑はようやく遠ざかりましたが陽射しの厳しさはまだまだであり、「暑さ寒さも彼岸まで」などと云っていたのはいつのことか思います。そういえば、例年なら長良川の土手で満開の花を見せる彼岸花:曼珠沙華も今年は一向にその姿を見せません。ここも地球暑熱化の一端が見えるようです。
そうそう私は今年から、「地球温暖化」という表現は使いません。
「地球暑熱化」と改めます。温暖化などという生やさしいものではないと、この夏に気づかされたからです。 それにしても春先の二ヶ月、今からの二ヶ月は鑑定士冥利を感じる季節である。昨日はそんな冥利の一日だった。
朝、朝食抜きで家を出る、目当ては例のグルマンでモーニングセットなのである。新スキーム事例調査の途中で、グルマンに立ち寄り焼きたてのパン(ブレッドではないパンである。紫芋のパンとかパリパリのクロワッサンとか)にカフェ・ラテで少し遅い朝食を、店の外、緑のなかのテラスで頂く。吹き抜ける僅かな風がとても心地よいのである。
そして昼食である。今頃期間限定9/25~10/15販売の「とろさんま 炙り焼寿司(\395)」がコンビニの店頭に並んでいる。このお寿司とお茶を買い求めて、岐阜県揖斐郡大野町郊外・揖斐川の支流根尾川の土手に往く。お茶も今日はいつものイエモンからツジリに替えてみる。
最近の河川は整備が行き届いているから、川原まで車で降りることができるし駐車場の整備もされている。だから川風に吹かれながらサンマ寿司を頬張っていると、さながらピクニック気分である。サンマ寿司は予想以上だった。納得のB級グルメである。さらに根尾川の川風と揖斐の山並みが相伴してくれたから特A級グルメだった。 『鑑定士・万歳!!!!!!』
関ヶ原町内の某公園、折角の小公園が草は伸び放題、石像の顔は鳥の糞で薄汚れている。町内の手が届かないとすれば残念だな。
秋の恵み、街路樹の銀杏が色づいている。食べられるまでにするのが手間だが、夜長の晩酌のあてに殻ごと炒り、醤油をかけまわした銀杏はおつなモノです。
ひとけのない樽見鉄道大垣東駅である。赤とんぼが青空を泳いでた。
駅舎の日陰で女子高生が携帯メールに夢中だった。
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