湖東路初秋-1

 旧盆の一日、湖東路を訪ねました。湖とは琵琶湖のことでして、新幹線米原駅を起点に近江鉄道・米原駅から、JR草津線と連絡する終点の貴生川駅までの往復行脚の一日でした。


 旧盆過ぎとはいえ相変わらずの三十度越えの猛暑日でしたものの、空は高く雲は秋の気配であり、風が心地よい湖東路でした。 先ずは、始点米原駅で乗車した車輌です。近江鉄道の主力車種800系です。

 近江鉄道の西武系列を示すレオ・ヘッドマークです。近江鉄道の創業は1896年であり、西武系列入りは1943年のことである。西武入りの由来は、西武鉄道の創業者堤康次郎の出身地が滋賀県愛知川町であることによるようだ。撮影場所は高宮駅です。高宮駅は本線から多賀大社に向かう多賀大社線の分岐駅であることから、フォームは彦根方面を頂点に多賀方面に開く二等辺三角形です。お多賀さん参りの主力交通手段が電車であった時代の名残でしょう。今も初詣にはフォームが人で溢れるのかもしれません。

 鉄仮面を思わせる車輌です。その昔は流線型を謳ったことでしょう。700系型通称あかね号で、撮影場所は高宮駅です。

 湖東平野のなかを伸びている線路です。ショートレールでしかも低速走行ですから、継ぎ目を渡るガタンゴトンという音がとても懐かしい響きです。

 でも日野駅辺りから中山間地域ともいえる地帯に入りますと、線路沿いの農地は耕作が放棄された荒廃地がとても増えます。農地だけでなく里山の荒れ方も随分と進んでいます。

 近江鉄道本線の終点貴生川駅はJR草津線との接続駅ですが、駅前付近は何の変哲もない新開地でして、食事を摂る場所もないので、そのまま折り返す電車に乗り、日野駅に向かいました。日野は近江商人発祥の地の一つであり、漬け物日野菜大根で有名です。日野駅は街並みの西はずれに位置し、駅舎の西側は一面の田圃です。往事の鉄道隆盛を示すのは単線運転の上下離合待避線の他に、今は使われない赤錆びた追い越し用の中央通過線路があることです。

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