秋路蒼天156号

今日は随分と久し振りに国道156号を郡上八幡から高鷲蛭ヶ野高原までドライブした。 遊びという訳ではなく、郡上八幡と郡上白鳥と郡上高鷲に用があったから、東海北陸道を使用せずに、国道を走っただけのことである。蛭ヶ野高原を訪れるのは久し振りだったが、秋空天高く蒼天を満喫できました。 郡上ひるがの高原は海抜800~900mの高原だから、紅葉は既に見頃を過ぎていたものの、秋晴れの空が近くて、高原のさわやかさは十分に味わえたのである。
郡上市八幡町の八幡城は、山の紅葉と青空と模擬城ながら白壁とが見事な配置で、さながら一幅の絵を見る思いであった。


郡上八幡・島谷地内、県道沿い山裾に見かけた山茶花の木である。 幹径が10cmもある古樹が一重ながら満開の花を付けた様は見事なものである。

白鳥町から高鷲蛭ヶ野高原に向かう道すがら、北濃小学校・校庭の公孫樹が鮮やかに黄葉していた。 樹のまわりで遊んでいた児童が校舎に引き揚げたあとに校長先生が出てこられ、しばし銀杏談義をする。 何でもこの小学校が移転した際に、前校地から移植した公孫樹であり、卒業生の想い出の縁(よすが)となっているそうだ。

北濃小学校からさらに北へ向かうと国道沿いに白山長滝神社がある。 このお社は白山信仰の美濃側拠点である。ここの紅葉も鮮やかである。

さらに長良川沿いに国道を北上すると、旧高鷲村地内に入って直ぐに、源流域に近い長良川を渡る下向橋という小さな橋がある。 この橋の対岸側に「川小屋」という鮎料理の店がある。 時には天然の長良川うなぎを置いていることだってあるという、知る人ぞ知るお店である。 ここで昼食をと思って立ち寄ったのだが、さすがにこの季節、残念ながら店は閉めきって冬季休業に入っていた。

川小屋の庭先で、我が茅屋では今年も実を付けることはなかった紫式部の実を見つけた。 そういえば、今年は紫式部千年紀である。

ひるがの高原の、澄み渡った空と、雲と、紅葉と、雪を待ちわびるスキー場である。

人影もなく静まりかえっている蛭ヶ野高原キャンプ場に、木洩れ日が美しい。 吹くともなくわたる風に、枯れ葉が音もなく散ってゆく様に、しばし時を忘れる。

『鄙からの発信』定番の蓋である。 意匠はひるがの高原に春を告げる湿原の女神・水芭蕉である。

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