2018皆既月蝕

2018/01/31 20:30  スーパー・ブルー・ブラッドムーンと云う皆既月蝕が始まる。始まる頃は晴れていたが、次第に雲が多くなり、暗いなか寒空で撮影を続けるのは辛くなったので、皆既月蝕を確認したところで撮影は中止する。夜空の月を撮るのは結構難しいものだが、何枚かは「マアマア」と思える絵を撮れた。

2018/01/31 20時37分撮影 月が欠け始まる頃、この時は快晴とは言えないものの雲は薄い。この時、月は満月状態で、地表はとても明るい。(iso 80、242mm 、 f/6.9、1/60)

21時00分 撮影、欠け始めた。前掲写真より明るいのは、雲が掛かって露光時間が長くなったせいと、雲に月光がハレーションを起こしているからである。雲のせいもあり、地表は暗くなる。 (iso 800、211mm 、 f/6.9、1/40)

21時58分撮影、皆既月蝕になる。地表はすっかり闇夜状態、ファインダー越しに上空の月を探すのが、とても難しい。スーパーブラッドムーンである。画面上の月の大きさが次第に小さくなっているのは、月が暗くなったうえに雲が多くなったから、肉眼で小さなほの赤い点を探してズームを効かせるのがとても難しくなったからである。三脚を使っていても、《月を追いかけて》微調整のたびにファインダー(モニター)から月が消えてしまうので、拡大できないのである。露光時間が長くなるから、画像はぼやけている。(iso1600 、107mm 、 f/6.3、1.0s) 

どうしてスーパーブラッドムーンになるかと云えば、皆既月食の状態になると月は地球の影の中に入り太陽光は月面に届かなくなる。だから月は夜空に輝やかなくなるのだが、地球の大気を通過した光が月に届く。この光が夕焼けや朝焼けの時と同じく赤い光なのである。この地球の大気を通した赤い光が月面を微かに照らすからブラッドムーンとなって、地球から見えるのである。皆既月食の月は地球の夕焼けに照らされる月なのである。

見えるとしても、薄い輝きであり肉眼では微かな月となる。 11時前に外へ出てみたけれど、すっかり雲が厚くなっていて、月も星も見えない曇り空となっていた。予報では明日は雪が舞うと云う。

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2018皆既月蝕 への2件のフィードバック

  1. 福田勝法 のコメント:

    素晴らしい月の画像有難うございます。肉眼では見えない自然の現象を光学機器により、確認できる事に感謝です。厳寒の中、森島さんの気魄が感じられます。伊吹山、お庭の花々、草木、花鳥風月等々。これからも活写、切り取ってアップして下さい。

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