茫猿鉄道 2020 -1-

再開なのである。再開というよりは再建なのである。ジオラマ茫猿鉄道の再建工事に着手している。2010.10.22に完成した第7期茫猿鉄道ジオラマは2014.10に解体している。それから5年余を経ての第8期の再建である。

第7期茫猿鉄道ジオラマ解体について、当時の日記はこのように記している。
(2014.10.09) 曇り 昨夜は皆既月食だった。地球の陰に入り、地球大気で屈折した赤色光線に照らされて、薄く赤黒く光る月を初めてみた。二歳にもなっていない孫がやって来て、ジオラマで遊ぶのはまだまだ先のことであり、しばらくはプラレールで遊ぶであろうから、ジオラマ茫猿鉄道を解体して、空いた部屋でプラレールが遊べるようにした。 ジオラマを再び構築することがあるだろうかと思えば寂しいものがある。 《引用終》

その孫が二人に増え、上は七歳、下は三歳となり、上はプラレールにはもう興味を示さなくなっているし、下の関心も今ひとつ低い。保管してある車両だって、たまには運転してホコリを落としてやりたい。ジオラマで孫と遊びたいし、指先に汗がにじまず野良仕事の端境期である冬場にジオラマいじりを楽しみたいしという訳である。

まず始めに、ジオラマの地盤・ベース作りである。使われずに放ってあったベッドを基礎として戸板を渡し化粧合板で補強する。L1.83m╳W1.5mである。基盤の上にHOゲージ複線路Nゲージ複線路の基本形を敷設する。なんとか基本形の線路を敷設したものの、複線路を敷設するには如何せん基盤が狭い。HOゲージ(16.5mm)に狭いのは当然ながら、Nゲージ(9mm)もHOゲージの内側に敷設するから自ずとNも狭くなってしまう。後々に拡大するのは難しいことが多いので、今のうちに基盤拡大を検討している。

思案の結果、部屋に合わせて向きを90度変え、可能な限りの基盤拡大をした。建具をはずしたり家具を置き変えたりして、約50%拡張した。拡張基盤はL2.60m、W1.5mである。HOゲージもNゲージもずいぶんと余裕のある線路敷設ができた。早速に試運転をしてみたけれど、走りに滑らかさがないしポイント切替も確実さに欠ける。一応の線路敷設は終えたが、これからは線路などの清掃をしなければならない。アルコール清掃を行って、通電障害を取り除くのである。

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