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ありがとう

明日は五月第二日曜日、母の日、そして母の六回目の命日である。 仏事風に言えば七回忌ということである。
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春宵一刻値千金

桜の話ばかりで些か気が引けるけれど、鄙暮らしの身であれば許されるだろう。居室の灯りを消して部屋の窓一杯に広がる夜桜を眺めている。年ごとに樹は成長し花の数も増やしているから、闇に浮かぶ白い花影を我ながら悦に入っている。
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咲き初め鄙桜

2016年春も鄙桜が咲き始めました。 「さまざまな こと思い出す 桜かな」《芭蕉》という句がある。誰にでも詠めそうでいて詠めない句である。桜の下にいて、この句を思い出し口にするという何気ないことが、じつにしっくりと腑に落 […]
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水温み、花開く

春雨のけむる暖かい朝です。叔父《母の二番目の弟》の三回忌法要にお参りした昨日、叔母《母の直ぐ下の弟の妻》が末期癌で入院したと知らされました。ふと、芭蕉の句が浮かびました。この句が詠う季節はまだしばらく先のことではあります […]
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花筵待ち

風邪もおさまったようだし陽気もよいことから、今朝から畑仕事を再開した。凪の如き日々とはいえ、時候ごとにお定まりの野良仕事を一つ一つ片付けてゆく。頼みがたきは明日のこと翌月のこと翌年のことと承知しているけれど、今日為すべき […]
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父の書棚

父が亡くなって、もうすぐに五年になる。納屋に移してある父の書棚を改めて渉猟していて、何冊かを読んでみようと思った。今や父を偲ぶものは、納屋に移した父の蔵書のみである。父の蔵書のうち文庫本などは処分したが、残してあるハード […]
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阿修羅像と葛切り

穏やかな秋日和の昼下がりである。 お彼岸に合わせて今年も時季を違えることなく紅い花を咲かせた曼珠沙華は盛りを過ぎたが、今は金木犀がたくさんの花をつけ濃い香りをあたりに漂わせている。しばらく悩まされていた奥歯も今朝には抜歯 […]
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赤、白、黄色

三月末から四月初めにかけて連日の如く続いていた更新は、途絶えて既に十日近くなる。 途絶えたのになにか理由《わけ》があるのでもない、ただ更新する気がしなかっただけなので、ファイルには書きかけの記事が数本溜まっている。 ただ […]
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花筏・花筵

鄙里陋屋の前を流れる小川に花筏が浮かんでいます。花筏は春風に押されて右へ左へと揺らいでいます。 陋屋の鄙桜は満開状態をまだ維持しおり、浮かんでいる花筏は上流の堤に植えられているソメイヨシノが散ったものでしょう。 鄙桜を居 […]
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土筆と鄙桜

東京の桜は満開だというに此の地では、鄙桜《山桜》がようやく開花し始めました。鄙桜を見ると思い出すのは、点滴治療の帰りに車椅子の母と眺めた散り初めの鄙桜です。雨上がりの肌寒いなか毛布を膝に掛けた母と、はらはらと散る桜を眺め […]
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