NSDI-PTへの提案

 今期のNSDI-PTは立ち上がったばかりで、これから事業計画をどのように肉付けし実施してゆくかが問われています。 以前の記事で事業の進め方について先がよく見えないようなことを書きましたが、茫猿は最近、委員会に以下のような提案を致しましたので、サイトに開示して各位のご批判を求めます。


《09年度NSDI事業実施詳細計画案(初稿)》
 本年度NSDI事業は下記二項ですが、その実施詳細計画について提案します。
A.REA-MAP運用版モデルの構築
a.REA-MAPのブラッシュアップ(磨き上げ)。
b.REA-NET等セキュリテイ強化対策
B.時系列分析と地理空間分析を併せた地価の検証
a.三次データの地理座標値を取得する。 
b.取得した座標データを用いて、地価分析の実証実験を行う。
A事業について
 当該事業に積極的関心を示している幾つかの士協会を中心にして、実証実験参加士協会を募集して進める。実証実験期間中の所要経費は鑑定協会負担とする。(以下順不同)
a.新スキーム予備システム利用の許可を得る。
b.具体的構築目標の設定(採用背景図、作業内容等)。
c.実証実験参加士協会の募集(9月下旬目途)
d.構築業者の選定(公募を原則)。
e.REA-NETインターフェース(アクセス認証)の構築。
e.士協会専用サーバの設置(年内を目標)(将来の運用経費は士協会負担)。
f.三次データ調査確定時において、地理位置確定。(10/02実証実験開始)
g.地形図スキャン(A3またはA4縮小)ファイルと三次データコードのリンク設定。
h.会員の地図閲覧を行う(並行してほぼ自動的に二枚目作成)。
※ほぼ自動的というのは、地形図ファイルの切り抜き作業が伴うことです。
※事例カード二枚目作成は暫定的なものであり、あくまで付随作業です。
B事業について
その1
a.実証実験対象エリアの選定。
b.市販ジオコーダーにて地理座標値を取得する。(09/10目途)
c.背景地図に最寄り駅、小学校、商業施設、その他をマーキングする。
d.小学校学区図、固評状況類似地区図、都計用途図(他社データ)レイヤの作成。
※学区図は町丁名コード利用も考慮できる。
e.都計用途並びに各施設への直線距離、方位の自動取得。(09/12目途)
※直線距離か道路距離かは諸説あろうが、ルーティング経費、測定誤差、一方通行、通学路、車輌か徒歩か等の諸条件を考量すれば、直線計測値で十分ともいえる。
その2
a.一次、三次データの散布状況の図上閲覧。(10/02、開示目標)
b.各データの月次毎、出現状況の閲覧、出現状況のメッシュ分析。
c.評価採用事例選択のモニター図示化(ビジュアル化)。
c.前項で取得したデータを基礎とする統計的分析。(10/03、開示目標)
その3
・アライアンス相手先の検討。
・市販システムの利用を原則とする。
・WMS(Web Mapping Service )の研究。

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