この冬 二度目の降雪である。 明け方早くから降り出した雪は、積雪量10cmを越えて今も降り続いている。 鄙里は久しぶりのゆき景色である。 今や外出の用もない鄙人にとって、為すこともない一日を心穏やかに楽しむのである。
でも島で園芸を営む次男にとっては、一降りごとにお金の消えてゆくユキである。 そうでなくとも円安で高くなった灯油がユキ空に消えてゆく嘆きのユキである。 アベノミクスの光りと影を否応なく実感させられる雪である。
昨日の早朝、朝陽に輝く伊吹を撮ってみた。 長良川、新幹線鉄橋の上流左岸側より。 画面左下に鉄橋を渡ってゆく新幹線が見える。
同じ場所より北東方には朝焼け空を背景に御嶽山が望める。(8倍ズーム) 御嶽がこんなふうに見えるのはこの季節の朝方だけである。 川をわたる寒風にたえて三十分、ものにした一枚である。 しばらく前に払い下げてしまったミラーレス・オリンパスペンを懐かしく思った。
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