畏友ふたり

「鄙からの発信」2800号記事を上梓して間もなく、祝いのメッセージ・メールを頂いた方がある。久しぶりにメールを頂戴したその方のサイトを拝見して驚いた。彼・田原拓治氏の「鑑定コラム」サイトは巻を重ねて1511号に達しているのである。2002/01/13にサイトを開設して以来、14年と半年で1500号を超えているのである。

茫猿のiNet知友というよりも畏友と申し上げるべき方がふたりいる。お二人ともに茫猿が現役であった頃はリアルでもご厚誼を頂いていたが、今やお目にかかることも無く、iNetの上でのみお付き合いを頂いている方お二人、東の田原氏と西の堀田氏である。

iNetの上でのお付き合いと云いましたが、お二人のサイトを訪問することさえ間遠になっていた最近の茫猿です。それには訳があって、Windows XPサポート終了騒ぎがあったことや当時のメイン機種が交換時期にきていたことなどから、2014/05にパソコンをMac/miniへと替えたのである。当然のことにOSもWindowsからMac OS Xに替わるのであり、ブラウザーもIEからSafariやGoogle Chromeへと替わったのである。

この時にIEに溜まっていたブックマークを移し替えなかったのである。バックアップは取っていたから移植は簡単だけれど、たくさん溜まっていたブックマークを整理したかったから、必要なURLだけを移植すれば良いし、必要があれば検索すれば済むことと考えていた。また、この時には岐阜県士協会ネットワーク《イントラネット》からも離脱したのである。今や退隠した鑑定士には不要と考えたからである。メールアドレスも必要最小限を除いて移植しなかった。

その後は草深い鄙暮らしに落ち着き、お二人のサイトに立ち寄ることも無く過ぎていたのである。賃料評価に造詣の深い田原拓治鑑定士、収益価格及び統計解析に造詣の深い堀田勝己鑑定士であれば、現役を離れた身には日毎縁遠くなっていったと云うことである。

「塾・鄙からの発信」を開いていた頃にはなにかとお世話になっていたお二人である。数年を経てお二人のサイトを拝見すれば「漢(おとこ)三日会わざれば刮目して見よ」なのである。

堀田勝己氏については、先号記事でも触れましたが、12年間、倦むこと無く更新を続けている「利酒日記」であり、「K氏の葡萄酒的日常」である。茫猿はワインを嗜まないので同サイトの「別室サイト:時事ネタコラム」を愛読させていただいている。また彼の不動産鑑定士としてのオピニオンサイト「鑑定士ネット」は1999年12月開設であるが、2015/02以来更新されていないのが、いささか気掛かりでもある。

写真は2004/04/16開催の岐阜県不動産鑑定士協会・創立25周年記念シンポジウムに、パネラーをお務め頂いた時のものです。堀田氏は右から二人目。
20040418shinpo

田原氏の「鑑定コラム」は間断なく更新を続けられている。岐阜県士協会DI調査についても好意的な評価をいただき、何度か記事にして頂いている。賃料並びに借地権及び底地評価については幾つもの注目すべき記事を掲載されている。その一つに 945) 土地総研と岐阜県不動産鑑定士協会のDI値の関係 がある。

写真は2008/03/22 前日に開催した「塾・鄙からの発信」で、講師をお願いした田原氏を関ヶ原石彫公園にご案内したときのものである。20080301tahala

 

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