秋に桜などの春の花が咲くことがある。 このような現象を、時にあらずということで、 「不時(ふじ)現象」と呼んでいる。気象用語である。
九月に入ってからずっと天候不順である。長雨と云うほどでもないが、小雨模様の日が多く、台風も列島に多く上陸したし寒冷前線も列島上にずっと停滞している。日照時間は例年の半分にも満たないから、畑が乾く暇もない。《直前一ヶ月平均で平年値の51%、降水量は同じく平年比171%である。 10/08時点の気象庁公表データ》
先日の雨風などの影響から、すっかり葉を落としていた桜が花をつけた。春の桜にはほど遠いまばらな開花であるが、季節外れの桜である。九月に葉を落とした桜が、その後の陽気次第では花を咲かすことがあるという。不時現象である。
桜の下では、もうすぐ十月と云うにまだ彼岸花が満開である。桜と曼珠沙華、これも不時現象であろう。
少し早いけれど、枝をしならせているミカンを少しだけ摘み取った。やや酸味がかつものの初秋の味覚、青ミカンである。
関連の記事
- 秋の桜 : 2018年10月21日
- 鄙桜090403 : 2009年4月3日
- 白い花 : 2019年5月13日
- 枝垂れ桜 : 2010年4月14日
- 冬鳥来たれば : 2018年1月11日
- 秋たけなわ : 2017年11月3日
- 弥生晦日も桜狩り : 2018年3月30日
- 今日の一番、二番桜 : 2020年3月6日
- 早々と蠟梅咲く : 2015年12月23日
- 2020 鄙桜 開花 : 2020年3月24日
突然の訪問お許し下さい。 「不時現象」なる言葉を
ブロ友よりお聞きして 検索しました。 このブログ欄にヒットしました。
ありがとうございます。