変な台風・12号ジョンダリ

台風12号は変な台風だった。通常はフィリッピン沖などの南西方海上で発生し、北東方向に北上するのが台風である。12号ジョンダリ(ヒバリ)は、南方海上で発生してから北上し、小笠原付近から伊豆諸島付近で北西方に方向転換し、伊豆半島沖から東海沖を西方に進み伊勢市付近に上陸し瀬戸内海を西進するという過去に例のない進路を辿った。

台風第12号 (ジョンダリ、北朝鮮が名付ける)
2018年07月29日01時50分 発表
強さ:強い
存在地域:津市の南東約30km
中心位置:北緯 34度30分、東経 136度40分
進行方向、速さ:西北西 35km/h(20kt)
中心気圧:975hPa
中心付近の最大風速:35m/s(65kt)
最大瞬間風速:50m/s(95kt)
25m/s以上の暴風域:全域 90km(50NM)
2018/07/27の予報では、東海地方を横断する進路が予想されており、当地を直撃する進路も予想されていたから、珍しく台風対策を行った。

07/28午前中の作業は、土竜威しの風車や竹風鈴など風に吹き飛ばされそうな物を屋内に片付けたこと、酷暑が続くので刈り払ってから放置してあり完全に干からびていた枝葉を風に撒き散らされる前にブロワバキュームを使って吸い集め処分したこと、夏野菜を倒壊する前に採り入れたこと、などなどである。

当地にとっては幸いなことに、台風は伊勢湾南を西進したから、風も雨も大したことはなかった。酷暑で干涸びた畑には程よいお湿りとも言えないほどの雨量だった。南西方向から襲来するのが常の台風が、南東方向からも襲来するようになるとは、これも地球温暖化の影響なのか。

07/09  03:00  今の室内気温は30度もあるのに、猛暑に慣れた身には涼しく感じる。《室外気温は28度湿度80%》 岐阜県西濃地方に出されていた暴風警報も大雨警報も解除された。

台風が行き去れば、あと残り少しとなった畑の除草を片付けること、そして孫たちの夏休み到来の出迎え準備である。墓掃除を行い、墓参りの盆提灯、幼児用の虫除けスプレーや絆創膏などを買い求め、プールやBBQの準備をするのである。プールを新調したのはいいけれど、空気を充填するのに一汗かいた。電動エアーポンプを買わずばなるまい。BBQの用意も整えた。スダチも食べごろになってきたから、先ずは秋刀魚を焼きたい。

スダチに秋刀魚とくれば秋近しである。先ほど、ツクツク法師が鳴き始めた。畑を飛び交うトンボもシオカラトンボからアキアカネに替わった。暑い暑いと言っているうちに、野山は秋に入ったようだ。台風12号も異例の行路を辿ったにしては、西日本H30.07豪雨被災地域をはじめ全国的に大きな被害をもたらさなかったのは幸いであった。

スダチからアーカイブを検索してみたら、この記事に出会った。読み返してみて我ながら佳い記事だと思うから、リンクしておく。

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