鄙桜の季節は過ぎたが八重桜がまだ咲いているし、若葉が美しい時季でもある。
牡丹と紅蘇芳、牡丹左側の芍薬はまだ蕾、紅蘇芳の背後は金木犀の新芽。
去年に変わらぬ何気無い季節の移ろいが、年ごとに季節ごとにとても愛おしく思えるようになった。去年に同じ佇まいで咲く花も芽吹く枝も、心ふるえるまでに愛おしい。新型コロナ感染症が猛威を振るうといえど、翌く年も季節も無いとは思わないが、必ず在るものとも思えない。隔離入院が40日を超えた高齢(93歳)の叔母の容態が気掛かりであるが、見舞いすらできない沈黙の春である。
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