基本的考察の復刻

 基本的考察の復刻をWebで提案しましたところ、各地から篤いメッセージが寄せられております。その一部を御紹介します。


 基本的考察の復刊に賛成します。かつて哲学をやっていた僕は、この本の哲学的性格に魅せられて、鑑定士受験を決めました。(東北会・S氏)
 基本的考察の復刻について、有志を募る等よりまず版権等の概要を把握することが先なのでは。復刻そのものをイベント化するのなら別ですが・・・むしろ、版権者にテキスト化の許諾を得て、OCRによるテキスト化を企画しても面白いのでは?(中部会・M氏)
 基本的考察が絶版になっているのは残念です。内容的には古い点もありますが、エッセンスの詰まった良本と思います。是非再販されることを願うとともに、現基準にあった基本的考察に改訂されることが鑑定士に求められていると思います。(北海道会・K氏)
 「基本的考察」の復刻に私も大賛成です。(北陸会・H氏)
 「基本的考察」の復刻を拝読して、基本的考察の倫理的養成についての箇所をふと読み返してみました。2次試験・3次試験のころ、将来の夢をはぐくむためによく読んだ箇所です。でも自分自身赤面する思いがしました。今櫛田先生が現況の鑑定業界を眺めたとしたら、「不断の勉強と鍛錬」は不足気味で、「専門職業の熟成」は全体としてはかばかしいものではなく、「練達堪能」な専門家がどれだけいるか、自分自身のことを含めて大いに反省すべきであるし、さぞ嘆かれるのではないでしょうか。
 これから希望をもって入ってくる若き鑑定士の方々や自分の仕事の質をもっと高めたいと思っている方々へ、鑑定評価はそもそも動態的なもので、日々変革へ挑戦するものだということ、今の鑑定業界は櫛田先生が見たらがっかりするようなものかもしれないが、それは自分たちの手でいくらでも変えることができるということを、伝えるために復刻に賛同します。(中部会・T氏)

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