錦秋のときに

 本日、公取委中部事務所宛に一連の「(社)岐阜県不動産鑑定士協会独
禁法違反被疑事件」に関する上申書をお届けしました。上申書は個人と
してのものであり、上申内容は、本Web Site『鄙からの発信』に掲載し
てきたものを要約した内容ですから、あえて再掲載は致しません。
 これで、同事件に対する、『茫猿遠吠』としての一応のけじめは
ついたものと考えております。
 正直に申しますと、『鄙からの発信』を立ち上げて以来、1年半を経
過していささかくたびれつつありました。読者数が月毎に増えてゆくの
は嬉しいのですが、新しい読者のご期待を感じると、それに応えて発信
を続けなければならないという、ある種の義務感のようなものを勝手に
感じてしまいまして、重く思っていたのは事実です。
 しかし、今回の事件に遭遇して、時間毎に増えてゆく閲覧者数をみた
ときほど Web Siteの凄さ、便利さ、速さなどを実感したことはありま
せんでした。
理屈としては判っていても、それは観念的なものであり、現実に遭遇し
て実感として体験できたことを得難い経験と思っております。
 Web Site記事の最大閲覧数も400名を越え、メールマガジンご登録
者数も400名を越えました。今後もタイムリーに率直に鄙から発信し
てまいりたいと存じます。
 岐阜士協会では、今回の事件を契機として新しいH15固定資産税標準
宅地評価スキームの模索を始めております。鑑定評価に関する法律にも
独禁法にも些かも抵触しないスキームを実現するために、関係役員が鋭
意努力を続けております。幸い岐阜県所管課も好意ある理解を示してい
てくれる模様です。
この新スキームが形を現しましたら、本Web Siteでも記事に致します。
 もう一件、予告することがございます。00.10.28付け「地価公示あれ
これ」にて、公示評価に於いて方位や側道補正等の事例地標準化補正や
標準地個別格差補正について、意見を発信しました。
この件に関しまして、Excelを使用した、標準化補正ソフト2001年
版がほぼ完成し、現在バグ取り作業中です。
同ソフトは、公示ソフトから取り出した「JIREI10.txt」ファイルを
Excelで展開し貼り付けて、当該データを基礎にして、標準化補正等
を行うものです。他にも時点修正率の自動計算や入力データのエラーチェッ
ク等ができます。マトリックス比準法とリニア比準法も選択できる機能を
持っています。
 さらには標準地データ(TAKUTI11.txt)を少し加工すれば、標準地と事
例地の価格形成要因数値データに基づく比準作業ができる機能も付加し
ています。近日中に、フリーウエアとして、本Web Siteに公開して皆様
のご批判を仰ぎたいと考えております。
 さて、お願いがございます。以前にもお伝えしたことがありますが、
『鄙からの発信』をお読み頂いた皆様のご感想、ご批判など、何でも結
構ですからメールを頂けないでしょうか。頂いたメールは逐次『鄙から
の発信』に掲載してまいりたいと考えます。
勿論、公開拒否を明記して頂ければWeb公開は致しません。
 Web Masterの疲労回復には、皆様のメールが一番の特効薬
です。多くのご投稿をお待ちいたしております。

関連の記事


カテゴリー: 不動産鑑定 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください