正月日記

【只管打座・・正月日記・・02.01.11】
地価公示作業に追われています。茫猿の身の回りにも『鄙からの発信』を読んでいる人々がいるようで、『鄙からの発信』に新しい記事を掲載すると「地価公示もせずに何をしているのだ」と、非難を篭めた眼差しで揶揄されます。
ですから、しばらくは新規記事の掲載はできませんので、正月日記を掲載します。サイバースペースでは、日記の公開が流行のようで人気コンテストまで行われているとか、かくなる上は茫猿も「人もすなる日記というものを我も書いてみむ」ということです。【当時の原著はこちら
アカノ他人の日記を覗く趣味のナイ方は削除してください。


01.12.30 曇り
12/29締切業務は全て完了できた地価公示業務は昨日で中断して、今日は歳末の買い物にゆく。めぼしい買い物は次のとおりである。
・ガンド半身
鰤が欲しかったが売り切れであり、小鰤のガンドで我慢する。
馴染みの魚屋さんいわく、富山県の氷見漁港直送のガンドです。
ShinSanの舌に負けませんとのこと。
歳末の買い物にはこの様な太物が似つかわしい。銀杏切りブロックの冷凍マグロもよいが利用範囲の広さは太物一本か骨付きの半身にに限る。
レシピは、刺身、照り焼き、鰤大根、あら煮、鰤シャブ。
・牛肉?g
当然に飛騨牛である。狂牛病は怖くない。
なぜなら旨い食用牛は肥育に動物性タンパク質は決して用いない。
肉質特に脂身が黄変したり臭みが付くからである。
カットサイズはすき焼きと網焼きの間くらいを指定する。
当然に牛脂のおまけは多くを要求する。
茫猿は身贔屓を差し引いても、飛騨牛が一番旨いと思う。
次は米沢牛、その次は伊賀牛です。松阪牛・近江牛・神戸牛は旨いことは旨いが高くて旨いので、安くて旨いコストパフォーマンス最高の飛騨牛のファンである。
魚も肉も同じことであるが、馴染みの魚屋さんと肉屋さんを持つことが大事である。グルメを気取る必要はないが、よい品を易く(安価とか安くまけてくれることではない)入手できます。
(本日の摂取した酒量は缶ビール3個)
01.12.31 曇り時折木漏れ日
事務所の大掃除というか、不要品と不要書類の処分を行う。
ひがな一日、鄙の陋屋の一画で書類での焚き火である。昼前に始めた焚き火は年越しで燃えていた。
昼前に、自活している長男と自活目前の次男が帰ってくる。
夕食は岐阜県金山町オオフクヤの蕎麦である。乾麺を湯がいて食したのであるが、依然として美味である。薬味の主役は辛味大根おろしである。
蕎麦の薬味の主流は山葵と葱であるが、茫猿は辛味大根と青葱が好みである。(本日の摂取した酒量は地酒3合と缶ビール2個)
02.01.01 曇り時折木漏れ日
明けて元旦である。紅白も見なかったし、年賀状書きもしないので穏やかな元旦である。見なかった紅白だが森昌子だけは観たかったとフト思う。野口悠紀雄氏著の「金融工学」を読みながらうたた寝をする。
初詣は氏神様と檀家寺ならびにオチョボサン(お千代保稲荷・海津郡平田町)である。無事に正月を迎えることができたことをお礼する。
茫猿は社寺仏閣で願い参りはしない、無事に参詣できたお礼参りのみをする。お礼参りがYakuza言葉になったのはいつの頃からであろうか。
オチョボサンでは止揚学園の皆様に年始をする。
昼飯はお袋のおせち料理を囲む。晩飯は大皿に盛りつけたガンドの刺身である。我が家で太物をさばけるのは、茫猿しか居ないので、手料理をGu息達に食させる。二夜冷蔵庫で寝かせたガンドは食べ頃であり老親達も舌鼓を拍った。 (本日の摂取した酒量は缶ビール3個)
02.01.02 曇り時折木漏れ日
何をすることもなく過ごす積もりであったが、それぞれの予定に合わせて出かける息子達を送り方々、岐阜に出る。彼等が事務所のパソコンのメンテナンスをしてくれるというので、PCショップに付き合うが、後で計算したら事務所パソコン部品はわずかで彼等の買い物の方が多かった。
奴等いわく、タダでメンテしてあげるのだから、メンテ料と思えば安い物とホザク。教訓、タダより高いモノはナイ。
夕食は飛騨牛の鍬焼きとする。寿喜焼きでも牛鍋でもない。正調鋤焼きである。材料は牛肉と葱のみ、しらたきや焼き豆腐などは入れない。
調味料は日本酒と粗目砂糖と溜まり醤油のみである。
鍋奉行はもちろん茫猿である。(日頃の罪滅ぼしを兼ねて茫猿大活躍)
(本日の摂取した酒量は缶ビール2個)
02.01.03 雪そして雪
目覚めたら白銀の世界である。どうしても出かけなければならないので、タクシーを呼んだら、結局3時間待ちとなった。
行程は記載省略。目的地に着到したのは予定より2時間遅れである。
先を急がない旅にもかかわらず、特急券と指定券の払い戻しを受けたので、正月早々大いに得をした気分である。
夕食は宿のレストランで中華料理のコースである。呑まず喰わずの車中であったから、腹が減っていたこともあり旨かった。
(本日の摂取した酒量は紹興酒フルボトル他)
02.01.04 雪そしてまた雪
宿の窓から外を眺めていたら、雪マタジにいそしむ人々が見える。
屋根の雪降ろしのことである。降ろしても降ろしても次から次へと降ってくるのだが、多分明日は東京へ帰る息子達が、故郷を守る老親のためにできるせめてもの心遣いなのであろう。
雪国の暮らしの厳しさと地元を離れて都会に暮らす息子や娘の心をしのぶ。 (雪マタジをしてた人たちの境遇は窓越しに見ていた茫猿の勝手な想像です)
朝食はホウ葉味噌定食 (ホウ葉味噌については GOOGLEで検索してください)昼食の前に、新雪で化粧をした茅葺き屋根を見に行く。雪のせいで観光客が少ないから落ち着いて雪景色を堪能する。
昼食は本陣平野館併設の寿司屋で採る。正月のこと、まして雪のことだから多くを期待していなかったが、予想以上に旨かった。なかでも高原川の落ち鮎で造ったウルカは絶品であった。長良川のウルカは何度も食しているが、ものの数ではなかった。穂高連峰の雪解け水で育った鮎だからであろう。(ウルカの解説もGOOGLEへ)
宿へ戻って何度目かの湯に入る。露天風呂では降りしきる雪で顔を洗い、タルミのでてきた腹をこする。少しは締まっただろうか。
夕食は地元産の飛騨牛のコースである。芥子ソースの刺身が旨かった。
(本日の摂取した酒量は地元辛口酒ハーフボトルとワインフルボトル他)
02.01.05 曇り時折雪
洋風バイキングの朝食後、宿を出て太平洋側へ向かう列車に乗る。
全車自由席であったものの着席はかろうじて確保できる。地価公示が気にはなるが、人生は二度無いと思い西へ向かう。
京都は寒いが雪はなし。御池間之町の笹蔵で夕食を採る。京野菜の煮浸し、鯛の昆布〆、カワハギの肝よごし等々。
(本日の摂取した酒量は記憶なし)
02.01.06 曇り
エスプレッソ・トリプルの朝食の後、学生時代の友人と、銀閣寺道下がるの「おめん」へゆく。最近サイト上でも著名な饂飩屋であるが、小鉢料理も旨いし酒の種類もそこそこにある。饂飩の詳細は省略する。
サイト検索で確認してください。夕食はフグにする。
些か腹が疲れているので、雑炊がとても美味であった。
(今日も摂取酒量の記憶なし)
02.01.07 曇り時々晴れ
朝起きて、二日酔いのままに(正確には何日酔いなのであろうか)
岐阜に戻り、そのまま事務所に立ち寄る暇を惜しんで分科会に出席する。
今日から仕事モードに切り替えねばならないが、会議の間中、眠くてならない。
・・・・・・いつもの蛇足です・・・・・・・・・
いい正月でした。喰って呑んで、呑まれて、湯に入って、
旧交を温めて、いい正月でした。天に地に人々に感謝。

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