【只管打座・・志野&織部?・・04.08.03】
岐阜県士協会サイトの「濃飛点描」が、ミニバーチャル美術館、
またの名を「サイバー・ミュージアム」となりました。
『羽觴』とは何だかご存じですか。「ウショウ」と読むのだそうです。
羽觴:曲水の宴に使われる舟形の酒杯、耳杯ともいう。
http://www.kantei-gifu.or.jp/blog-archives/000116.html
羽觴の現物写真は以下のURLで御覧になれます。門外漢には何の変哲もない古びた陶器にしか見えませんが。
http://www.kantei-gifu.or.jp/blog-archives/000187.html
この羽觴をはじめ、美濃焼の代表ジャンルである「志野」、「織部」、「瀬戸黒」などを見ることができます。いずれも個人収蔵のグイ呑みではありますが、志野とはどんな焼き物なのか、織部とはどんなものなのかを知るのに好都合なサイバー展示です。
次第に充実してゆく「サイバー・ミュージアム:濃飛点描」を御覧下さい。
志野・織部・瀬戸黒 展示室
http://www.kantei-gifu.or.jp/blog-archives/000188.html 他
出展者「陶好」氏は岐阜会会員ですが、鑑定士としての造詣もさることながら、好事家としての造詣の方が深いのでなかろうかと、常々畏敬の眼差しで拝見させて頂いております。
『勿論のこと、鑑定士としても有数の理論家でありますから、誤解なき様』
陶好氏自身も鑑定評価から早く足を洗って、茶器三昧の日々を過ごしたいものと日頃夢想されているようです。
地価公示や地価調査が終わるやいなや、中国は景徳鎮などに飛んで古窯出土品巡りをするのが毎年の慣わしというか、お楽しみのようです。
ところで、陶好氏にお尋ねしたいのですが、
志野などのグイ呑みは、美術鑑賞品としては好ましいものですし、
使用を重ね年月を経ると、景色・化粧が転じて行く様も楽しいのでしょうが、酒器としては、如何なものでしょうか。
茫猿としては、杯は薄く浅く軽いものほど好ましいと思うのですけど、その意味では、酒盃は磁器が一番のように思いますが。
酒と酒杯は好みによりけりと云えば、それまでではございましょうが。
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