中山道太田宿

 中山道太田宿は現美濃加茂市太田町の古称である。今は木曽川沿いの旧道となった中山道に代わり、国道21号と41号が市内を東西に横断している美濃加茂市であるが、その生活道路中山道が整備されつつあり、太田宿散策のビジターセンター中山道会館が最近建設オープンした。構内には休憩施設、展示場、喫茶などの外に岡本一平の旧居糸遊庵も移築復元されている。かつての太田宿をしのばせる施設は、この中山道会館のほかに、旧太田本陣門、脇本陣、旧小松屋、祐泉寺、枡形などがある。


中山道会館の門構え


中山道会館の構内、左手奥が移築復元された糸遊庵。

中山道太田宿の中央に位置する脇本陣林家である。卯建(ウダツ)など豪壮な構えを今に伝えている。

今は門構えだけを残す太田宿本陣

太田宿中山道沿いの各戸の軒先を飾る狂俳行灯である。狂俳と漫画は岡本一平の流れを汲むものである。「だちかん」とは飛騨路界隈の方言で「駄目だ」「どうしようもない」などという意味である。「ダチャカン」と云うことの方が多い。

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