中山道太田宿は現美濃加茂市太田町の古称である。今は木曽川沿いの旧道となった中山道に代わり、国道21号と41号が市内を東西に横断している美濃加茂市であるが、その生活道路中山道が整備されつつあり、太田宿散策のビジターセンター中山道会館が最近建設オープンした。構内には休憩施設、展示場、喫茶などの外に岡本一平の旧居糸遊庵も移築復元されている。かつての太田宿をしのばせる施設は、この中山道会館のほかに、旧太田本陣門、脇本陣、旧小松屋、祐泉寺、枡形などがある。
中山道会館の門構え
中山道会館の構内、左手奥が移築復元された糸遊庵。
中山道太田宿の中央に位置する脇本陣林家である。卯建(ウダツ)など豪壮な構えを今に伝えている。
今は門構えだけを残す太田宿本陣
太田宿中山道沿いの各戸の軒先を飾る狂俳行灯である。狂俳と漫画は岡本一平の流れを汲むものである。「だちかん」とは飛騨路界隈の方言で「駄目だ」「どうしようもない」などという意味である。「ダチャカン」と云うことの方が多い。
関連の記事
- 中山道・垂井宿 : 2007年7月27日
- 空木&額紫陽花 : 2006年6月14日
- 止揚学園の新館 : 2006年3月7日
- 懐かしの止揚学園 : 2006年3月7日
- 加納路秋色 : 2007年11月6日
- 写楽:名鉄岐阜市内線 : 2007年5月7日
- 総会の季節 : 2010年3月18日
- うだつのまち : 2006年6月8日
- 鉄道でうだつの町へ : 2006年6月8日
- 中部縦貫道路 : 2005年9月27日