先日開催された岐阜県士協会の決算総会のおりに、こんな意見が出た。
『国立大学が独立行政法人化した時「地域社会にその存在理由を発信出来ないと、生き残れない。」、これが共通認識となり、その時以来「広報機能の重要性」がクローズアップされました。士協会もこれと同様の認識が必要なのであり・・・。「情報は発信しないと、受信出来ない」 』
K氏の意見は、開店休業状態の士協会Webサイトの活性化を求めての発言であったが、Webサイトの活性化問題はなにも岐阜会のみの問題ではなく、他の都道府県会サイトも一部を除けば大同小異である。日本鑑定協会とか東京会は投下される人的資源及び資金に余裕があるから更新状況がましにみえるのであろう。何よりも一般開示サイトと会員専用サイトが併存しているのが好ましくない。記事の大半は広報活動よりも会員限定周知活動の要素の方が大きいと考える。【過言蒙御免】
【日本鑑定協会のサイトが全面更新され、カテゴリー・鑑定評価相談所にて全国の士協会のサイトが一覧できます。】
茫猿は岐阜会サイトのリニューアルに関わった時に、こんなコメントを鄙からの発信に書いたものである。どんな技巧を凝らしたサイトをアップしても、コンテンツの質も量も会員次第であり、サイトの水辺に誘導は出来ても水を飲ませることはできないのである。
「01/11/13・・ 岐阜県サイバースペース鑑定会館」
「01/11/18・・ サイトの立ち上げ」
今読み返してみても、違和感はない。改めて思い知らされるのは、どんな道具も扱い手次第ということである。士協会サイトはその前身も含めればもう十年近くの歴史を持つのであるが、会員の意識は変化していないと思う。発信よりも受信であり、それも業務直接関連中心である。よくもわるくも合理的かつ効率的なのである。といって彼等彼女たちを責めるわけではない。我々の美徳は沈黙は金であり、駄弁は屑なのであるから。
自らのサイトのアクセス管理ツールを導入しアクセス分析を見ていて思うのであるが、こんなサイトでも日毎のアクセス件数がジワジワと増えてゆくのは嬉しいことであり、それがYahooやGoogleの検索ポジションにも反映してゆくのが楽しいのである。「ブログ鄙からの発信」を始めた頃は、新規記事掲載を知らせるメールマガジンを発信すると翌日のアクセス量が格段に増えたものであるが、最近は若干増える程度である。日常的にアクセスして頂いており、メルマガに催促されてアクセスする方が減ったと云うことであろう。
我田引水的&本歌取り的な意味であるが、鑑定業界のロングテールはあなた方読者のワンクリックで生き延び、尾をまた伸ばしてゆくのです。あふれかえるブログのなかに埋没している小さなサイトですが、でもあなたのアクセス・ワンクリックがロングテールに小さな足跡を積み増ししてゆきます。
『 少し違うかな!!! マッいいか 』
・・・・・・いつもの蛇足である。・・・・・
ブログ名詞を登録していると懸賞に応募できるという。どんな懸賞も応募しなければ当たらない。ダメモトでトラバする。
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