青い果実

 初夏は果樹や野菜が青い実をつける季節である。これから梅雨を経て熟してゆくのである。茫猿の好きなガクアジサイとともに掲載する。


 先ずは見事に咲いたガクアジサイである。この巧まざる造形美にみとれる。

 青い柿の実である。これから4ヶ月を経て熟柿となるのである。

 茄子の花である。親の意見と茄子の花は「千に一つの無駄もない」と言われたのは遙か彼方のことで、茄子の花は相変わらず無駄がないものの、この頃は意見一つもできない親が増えたようだ。

 JR東海道線垂井駅の南口側、R21沿いにベーカリーカフェ・グルマンというお店がある。今朝はそこのテラスで朝食兼時間待ちである。緑を亘ってくる風が爽やかである。時間待ちに読んでいる文庫本は、再読するために車に積んである「藤沢周平・闇の傀儡師」である。

 ゆったりと仕事をこなしてから、最近リタイアされて悠々自適的境涯にある、先輩-I-氏を表敬訪問した。一時崩された体調も回復し体重も増えたとのこと、お元気そうでなによりである。近頃は三味線ザンマイでおさらい会が楽しみだが、まだまだ長生きして社会との関わりも保っていたいと云われる。秋の彼岸の頃に、岐阜県業界の歴代物故者追善供養を兼ねた「旧交を温める会」を催そうということで話が盛り上がった。岐阜市加納山の瑞龍寺で法要、梅林公園の植東か、うき世卯の里で法餐というのも悪くないのである。
 岐阜会も30年近い歴史を数えて物故者も9名を数える。でも我々存命者の記憶に残っているうちは生きていると云えるし、心のうちに在ることが生きた証という云い方もできよう。

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