さる6月26日に開札された、東海財務局・平成19年度第2回不動産鑑定評価見積合せ結果が閲覧に供されました。
平成19年度第2回不動産鑑定評価
・見積徴収件数(評価発注件数) 40件
・全評価物件数 128件 (見積1件当たりの物件数:3件 )
・延べ見積者数 148業者 (平均競争率:3.7倍)
・最高落札額 680,000円 (物件数4)
・最低落札額 94,800円 (物件数2)
・平均落札金額 317,530円
・評価1件当たり 99,200円
以上に係わる詳細については、添付する開札結果一覧ファイル及び物件一覧ファイルからご覧下さい。
【結果一覧ファイルを開く】
【物件一覧ファイルを開く】
なお、評価仕様書及び仕様書留意事項は[07.06.15:財務局競争入札]記事を参照して下さい。評価物件の難易に関しては、埋蔵埋設物、土壌汚染、亜炭採掘跡などの関係や複数物件の遠近等関係位置、建物の状況などから一様ではない。物件の図面等や、全入札者名、全入札額等の詳細も開示されていますが、今回は仮名掲載とします。
結果一覧をみて奇異に思われるのは「愛-5」や「愛-9」など応札者が1名しか現れなかった評価対象物件である。これらの物件明細を見ると、アスベスト、建物工作物、事故地、囲障、評価条件など難易度の高さを伺わせる備考が附されている。
もう一件落札額と二番札額が大きく乖離するとても不思議な案件は「愛-20」である。物件数は4件だが内3件は同じ丁目地内であり事実上2件かと推定できる。ただし、いずれも工作物(地下埋設物)が存在するようであり、落札額で業務を遂行するのは大変だろうなと、人ごとながら思案するのである。
今回の見積合わせで落札最高額は「岐-7」である。物件数は4件であるが、多治見市下沢町地内に近接して位置しており難易度は高くないように見えるが、実は4千~1万平方メートルの宅地見込地評価のようである。手書きは不可とする開発想定図の提出や控除方式適用データの提出などの仕様が付記されており、これも一筋縄では片づきそうにない。
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