山笑う

 山笑うと云いますが、山滴る季節も近いことです。「目には青葉 山時鳥初松魚」(山口素堂)といいますが、初鰹はもう賞味されたでしょうか。日一日と陽射しが強くなり日影が濃くなってゆきます。今朝の我が陋屋の庭は初夏の装いです。牡丹や芍薬の蕾も大きくなってきましたしヒラドツツジの花もチラホラと咲き始めました。


 色濃い赤に見えるのは、春に赤葉の芽を吹くチシオモミジです。ピンク色はアメリカハナミズキ、画面中央の濃黄色は八重山吹の花です。その右手下に小さく白いのは小手毬です。背景は、草楓、公孫樹、柿などの若葉です。

 この春も美しく花を付けましたが、撮影日和には恵まれなかった「長良川左岸、羽島市内・境川排水機場付近の桜と伊吹山です。桜はすっかり葉桜になり、伊吹山にも残雪の影は見えません。

 ところで、初鰹にはご注意下さい。初鰹と云いながら解凍物が結構出回っています。馴染みの魚屋さんで、少しばかり高いのを承知の上で、お買い求めになれば正真正銘の近海冷蔵直送初鰹が入手できます。大型店に売られている「タタキ焼き目付き」の大半は解凍物とみてよいでしょう。遠海網漁と近海一本釣りのコストを考えてみれば自明のことですけれど。 今年初めて食べるから初鰹では洒落にもなりません。

関連の記事


カテゴリー: 只管打座の日々 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください