鉄博Vフィギュア

 鉄道ファンには楽しく嬉しい話である。 コンビニでペットボトルのお茶を買うと、フィギュアが1個おまけについてくる。 先日何気なくいつものお茶を買ったらフィギュアがおまけ袋に入っていた。 すぐにゴミ箱行きかと思ったのだけれど、ご存じのとおり堂守は鉄道ファンである。 捨てられない、よくよく見ればなかなかに良く出来ている。 袋表や在中の説明書を読むと、鉄道博物館許諾、海洋堂制作である。 オマケといえども侮れない。


 その時買ったお茶についていたのは、「101系電車:中央線」である。説明書によれば、他にも4種計5種類あるという。 そこで、コンビニで同じお茶を探したが、どのお茶にも何もついてはいない。 よくよく調べたら、ファミリーマート限定という。 ところが次に入手したのも同じ101系電車である。 そうであればまとめ買いしかないと、今日は10本買ったのだが、ダブりやトリプルが多くて、結局3種類しか入手できない。 そこで店を替えてというか別のファミリーマートを探して、最後の1種類を狙ったという訳である。 些細に袋を確認すれば、袋の隅に小さく内容物の表示があるのだけれど、華麗の親爺がコンビニの棚をかき回すわけにもゆかない。 それでもなんとか最後の一種:C57蒸気機関車を入手して、全五種類が揃ったという訳である。
 興味のない方には、馬鹿な話に聞こえるだろうが、堂守にしてみれば小さな達成感がある。 それに書棚の隅にでも並べておけば、それはそれ、見飽きないイマジネーションの世界である。 デザイン的にも遠近法を用いてあるから臨場感もあるし、おとなのコレクションとしても十分鑑賞に耐えると思われるのである。
 写真は左から、101系電車、ブルートレインあさかぜ、特急ひばりである。

 同じく左から、C57蒸気、0系新幹線である。 一番右はサイズ確認用に携帯電話を置いてみる。 いずれも今は走っていない車両ばかりだから懐旧感もある。

 なかの説明書を引用してみる。
《煙を吐きながら力強く雪景色のなかを進むかつての鉄道の主役、蒸気機関車。夜の郊外を疾走するブルートレイン。田園地帯を滑るボンネット型の鼻面を持つ特急車両。大都会の脚、通勤電車。列島を駆け抜ける新幹線。鉄道博物館に収められた数々の鉄道車両が、実際に鉄路を走っていた姿を、時代や空気感とともに立体化したのが、このヴィネットコレクションです。 ヴィネットとは、小さな情景模型。その列車の存在をひきたてる状況を演出しました。卓上に列車が走る風景が出現します。 車両の単純なミニチュアを作るのでなく、遠近感をつけた独特の造形で列車のスピード感や力強さを表現しました。「造形企画制作:株式会社海洋堂」》

 話は変わるが、今週は仕事で久しぶりに岐阜県東濃地方に行くから、明智鉄道に新設された『極楽駅』を訪ねてみる予定である。 週末は山口県士協会主催のセミナー講師にお招きを頂いているから、講義の翌日からは山陰線の旅や出雲の一畑電鉄などを楽しむつもりである。 春未だしか、早春の日本海になるのか、どちらにしても駅弁、ローカル線、温泉、それに世界遺産石見銀山などをブラリブラリと、予定があるようで何もない気儘旅を楽しむつもりです。
『閑話休題』
 既報のとおり、バレンタインデイには思いもかけぬチョコを長男の嫁からいただいた。チョコに縁遠くなっているから意外性もあってとても嬉しかった。 昨日の緑壽デイにはその長男がこんな述懐を自身のブログに書いていた。

 《02/21:八戸にて》 さて、おみやげもいろいろと買ったけれど、特筆すべきは地元三陸海岸産の塩うに。これはうにを塩漬けしただけで瓶詰めしたもので、土産で買う雲丹ならこれに限る。ほとんどの店では輸入物の練りうにしか取り扱っていないけど、市場の奥のほうで、ひっそり売っていたのを探しあてて購入。ひと瓶1,500円はお得だ。ちらりとこういうものの好きな父親の顔が浮かんだけれど、買って送って「うになら夏の旬モノにかぎる」などと講釈たれられるのも業腹なので、ご自宅用のみ。

 親爺の誕生日が思い浮かんだかどうかまでは判らないが、「業腹親爺」には何も送る気にはならなかったことだけは間違いなさそうだ。
 ところが、捨てる神あれば拾う神ありなので、今度は次男からこんなメールが届いた。

 誕生日おめでとう。 鑑定士人生における様々な集大成的なプロジェクト、今年は頑張ってください。 ただ初心忘れるべからず、自分を客観視することを忘れないで頑張ってください。

 お祝いメールも嬉しいのだが、何よりも親爺の舞い揚がりを気遣ってくれる息子の成長も嬉しいメールだった。 F元総理みたいに、”自分を客観視できている。”と云えるほどの自惚れはないから、”好事、魔多し”と常々思ってはいるものの、百里の道も九十九里で半ばと、改めて自戒させられたことでもある。

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