HOゲージに新しい修景ストラクチャーが増えた。 年に数回は酒席をともにする畏友近松氏から、倉庫に眠っていたHOゲージのあれこれをいただいたのである。トラス鉄橋、踏切、プラットフォームである。 他にも多くの線路をいただいたが、三十年以上も前の製品らしく、今の線路仕様と適合しないし劣化も進んでいるから、廃棄処分やむなしである。 電気機関車EF63、キハ181系などもいただいたが、こちらも相当に劣化しているのに加えて保存状態が悪すぎる。メンテしても動き出すかどうか、まだ判らない。 取りあえずは、経年劣化して塗装が焼けたり剥がれたりして、それなりに風格が出ているストラクチャーを設置した写真を、近松氏に敬意と謝意をこめて掲載する。
有り得ない光景だが、ジオラマの世界では許されるだろう。 立ち寄ったコンビニでペットボトルのお茶に付いていた景品フィギュアを衝動買いして、ブルートレインが停車するフォームに配置してみた。 これからブルトレに乗って旅に出るぞと張り切っている彼が、フォームに居るだけで駅に活気が見えてくる。
近松氏愛蔵の朱色のトラス鉄橋(カツミ模型製造)、右側はNゲージ。
HOゲージ線路にもプラットフォーム駅舎(エンドウ模型製造)ができた。
先ほどのフィギュアを配置する前の閑散としたフォームである。
手動の踏切である。点灯&警笛は未確認、バーの上げ下ろしは難しそう。
画面左手に見えるのは、静態展示を考えているキハ181系などである。
近頃はNゲージ全盛であるし住宅事情もあるから、HOゲージは一般的にお座敷レイアウトなどが主流で、ストラクチャーはほとんど製造されていない。 だから、鉄橋もフォーム駅舎も貴重なのである。
いただいた数々の模型が納めてある箱には販売店「岐阜模型」のシールが貼ってあった。 岐阜模型は茫猿がジオラマ作りに手を染めた頃よく通った金(コガネ)公園裏の木造の小さなお店である。マニアックな小父さんが経営していた店で、ちょっとした加工などを手伝ってくれたが、もう二十年も前に廃業して今はビルになっている。
岐阜模型で記憶に残っているのは、Nゲージ線路を加工して電車警笛のセンサーを、同時に車輌の一部を改造して車内に警笛を取り付けるのである。 車輌と線路の加工は彼が手伝ってくれたのだが、そのセンサー上を警笛取り付け列車が通過すると警笛が鳴ったのだが、もう三十年以上も前の懐かしい思い出である。
ところで、たった今、坂本教授の北米ツアー最終日の演奏がUSTREAMにてライブ配信されている。 たまたまTwitterから出会ったのだが、幸せなひとときである。今(14:45)はアンコール曲演奏中。凄い時代になったものだ。
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