紅梅蕾

 三ヶ日が為す術もなく過ぎてゆき、今日はもう5日である。 初詣も遠出も何もない三ヶ日なんて、いつ以来のことやらと思い出してみるが、ついぞ記憶にない。
一日、手作りおせちで雑煮を食し、お千代保稲荷に止揚学園街頭募金隊を見舞う。 二日、おせちを食し、夜は牡蛎鍋を食す。 三日、止揚学園募金隊を再度見舞い、クリスマス会写真を届ける、夜は豆腐鍋を食す。 四日、納期が数日後に迫った仕事を始める。 行間の残余は、新聞、TV、そして例年の半分近くになった賀状を読みながら、時に日だまりでうたた寝をする。 そして今日は五日、昨日から始めた仕事を今日中に完了させるつもりで励んでいる。


 ふと思い立って、庭の梅を探しに出てみたら、早咲きの紅梅が二輪ほころんでいた。旬日もすれば見頃を迎えるだろう。白梅はまだ蕾膨らむていどである。生け垣の根元には自生する寒菊が開いていた。 こうしてあるじの有り様になどに関わりなく、木々は蕾をつけ花を咲かせてゆくのである。
 昨夜は、年末に買い揃えて液晶TVにつないであったものの、細部が未調整のビデオデッキとミニコンポをチューニングしてBSで放映された「墨攻」を観た。 鄙の独り暮らしの気易さでボリュームを大きくして観れば、ホームシアターの雰囲気を味わえる。「墨攻」は十数年前にビッグコミックに連載された漫画で、一部を読んだものの結末は知らなかったから、小国梁城に独り来たり独り去る墨家革離の物語を、終わりまで眠ることなく楽しく観られた。
 
   
 

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