男鹿線春未だ

去る2011.03.01 前日はNSDI:地理空間情報活用委員会にて上京し、2010年度事業の総括を討議したのである。ほぼ予定どおりの進捗状況を確認したあと、今期限りで退任が予定される澁井情活委員長と岩崎NSDI委員長の慰労会に出席する。その夜は翌日の予定を考えて赤羽駅付近のビジネスホテルに宿泊する。
一日の早朝、赤羽駅から京浜東北線にて大宮駅に出て秋田新幹線の乗客となり、盛岡、角館を経由して秋田駅に向かうのである。


07:22大宮発 10:54秋田着 秋田はみぞれ混じりの雨だった。 竿灯が飾られている秋田駅構内。

直ぐに男鹿線に乗り換えてと考えたが、男鹿半島では昼食を摂る場所もなかろうと考え直し、駅構内で比内地鶏親子丼をいただき、12:53秋田発 13:51男鹿着の普通列車の乗客となる。男鹿なまはげラインの愛称を持つ男鹿線の列車には「なまはげ」のイラストがある。

駅構内から竿灯通りに続くアーケードには、可愛げな「なまはげ」石彫が飾ってあった。

男鹿駅からは門前行きのバスに乗り換える。男鹿半島の先端入道崎も選択肢だが、天候と時間を考えればとても無理だと思い直して、男鹿半島の南西部海岸沿いのコースを選び、終着「門前」までの往復コースを辿る。男鹿駅で乗車した高年齢者ばかり数名の客は、大半が途中で降り、終着門前まで乗ったのは茫猿一人である。 バス停門前とは赤紙神社五社堂の門前という意味である。 バス停から五社堂までは999段の石段が続く山道である。雪まじりの北西風が吹くなかでの山道は早々に諦めて、数分後に折り返すバスの客となる。
高台のバス停から眺める門前集落。

バスの折り返し用広場の一角には、なまはげ像が建っている。像の前にはなぜか賽銭箱がある。

男鹿駅にもなまはげフィギュアが飾ってある。

日本海を挟んで大陸と向き合う土地柄なのだろうか、バスの車内には密出入国者への注意を呼びかけるポスターが張り出してあった。

秋田市内にもどり、宿にチェックインの後、夕食にと市内川反(かわばた)通りに出かけた。 ガイドブックやiNetチェックの結果は参考に、自らの鼻を頼りに店の設えを確認しながら探した店は「然」という。 イブリガッコに始まり、地魚、比内鶏あぶりなどなど、〆は稲庭うどん(ざる)。 お店の方に教えてもらって、立ち寄った近くのスナック「イマジン」では、相客の皆さんの秋田音頭やドンパン節を楽しませていただいた。

『鄙からの発信』定番、秋田の蓋である。

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