膝笑う旅-鶴岡・鳥海山編

11/07夕刻前に鶴岡駅前のホテルに投宿、前日の石段登り今日の自転車漕ぎに疲れたから少しだけ仮眠をとって、夕食を摂りに町へ出る。 夕食のあては特にないしホテルの案内もイマイチだから、持参していたAir Macで検索した寿司屋が数軒、観光地図に場所を落とし、夜の鶴岡市内を現地踏査と洒落込んでみたのです。
現地踏査に踏み出してはみたものの、人通りが少なく案内表示板も見あたらない夜の町ではなかなか目的地に行き着けません。 どこまで行けばよいのかと、二度ほど道に迷い多少の不安も抱えながら歩くこと三十分も過ぎた頃でしょうか、藤沢文学ゆかりの内川・大泉橋に辿り着きました。 やれやれ、やっと今夜の食事にありつけると安堵したことです。


話は少し戻って、鶴岡駅前には稲藁をかつぐ親子像が建っています。由来は銘板が読めなくてわかりませんが米処らしい親子像です。

くたびれた足を引きづって探し当てた開運橋・長三郎では貝刺し盛り合わせと地魚握り八貫、そして地酒で空腹を満たしました。 貝刺しはホッキ貝、バイ貝、ニシ貝それにハタハタ刺身です。 地魚握りは名前の説明を受けましたものの記憶に残っていませんが、いずれも納得の美味しさでした。 しかし、そのあとがいけません。勘定を終えてホテルへ戻る途中、情けないことに足がつってしまい、二度も小休止をはさみながら、やっとの思いでホテル帰着、膝が笑う旅とはこのことよと独り苦笑する始末です。帰宅してからデジマップで計測しましたところ、どうやら片道2km以上は歩いたようです。

翌朝(11.08)藤沢文学の足跡を尋ねて市内散策に出発したのですが、電線地中化工事も施工されているのに、空き地も多い駅前通は閑散として何処もお定まりの地方都市状況です。

藤沢文学では五間川として登場する、市内を流れる内川は橋の欄干に変化を持たせたり、案内標識を立てたりと整備が進んでいます。写真は開運橋付近です。

整備が進む大泉橋から三雪橋にかけてのあたりよりも、鶴園橋上流の方が五間川の雰囲気を偲ばせて好ましいと思えたことです。

鶴岡城趾公園内の大宝館付近、壕に桜もみじが映えています。

鶴岡でのお目当て「藤沢周平記念館」ですが、開運橋を経て至ったにもかかわらず、とても不運なことに、この日だけの臨時休館日でした。 いつまた訪れることができるやらと思えば無念はとても無念ですが、夜の五間川(内川)も昼の五間川も歩けたのだからと、我が身を納得させたことです。

そこで、はっと閃いたのは鳥海山のことです。昨日は曇り空で対面が叶いませんでしたが、今日は晴れ間も見えているから、ワンチャンスあるのではと思い直して、鶴岡駅にとって返しふたたび酒田へ向かったのです。 羽越線余目駅あたりから、遮るもののない水田越しに鳥海山が見えてくるのです。 頂上は雲に覆われてはいますが、左右に長く裾引く山は、普通列車が停車する各駅毎に山容を堪能できました。周平館には袖にされましたが、鳥海山は微笑んでくれて救われたという思いです。

酒田駅に到着したのは午後一時過ぎ、昼は昨日の田毎でいただこうとタクシーに乗って同店まで。 鴨汁特盛りせいろを注文したところ、残念なことに最後の一人前分の蕎麦しかありませんという始末。時分も過ぎていますし、作り置きのきかない手打ち蕎麦であればこそ、売り切れ御免も当たり前のことでしょう。 暖簾を降ろしていれば兎も角、最後の一杯に巡り会えたのですから不満を言うことはございません。 この日は天麩羅せいろ蕎麦を美味しくゆっくりと味わわせてもらいました。 このお店はとても気の利いたことに、酒のアテにはカラスミを出して頂けます。 終了告知に送られてお店をあとにしました、まさに一期一会の蕎麦でした。

酒田駅構内には除雪車が準備されていました。市内ではあちらこちらで雪囲いも始まっており、北国の冬はもう間近なのだと思わされます。 田毎を出た茫猿はもう歩き回る余裕もないことから、田毎近くの日和山公園と酒田港貨物駅を覗いたあとは喫茶店などで時間をつぶし、庄内空港発18:10の便にて羽田、品川経由で岐阜羽島駅に22:21無事帰着しました。

膝笑う旅、最後は『鄙からの発信』定番、鶴岡の蓋です。絵柄は鶴に大宝館です。

11/04から11/08の五日間、佳き人々に出会い、佳き食事、佳き酒にも恵まれ、多少の不運はあったものの、それを補う幸せにも恵まれて、今年最後となるであろう旅を満喫できました。 新スキーム改善問題は先行きが見えませんし、Rea Net にも何やらあやしい雲行きが見られますが、ぼちぼち茫猿の理事任期も僅かとなりましたし、せめて地理情報関連だけはそれなりの成果を得ることができたようですから、これ以上の多くを望むこともなかろうと思っている霜月半ばの茫猿です。

関連の記事

カテゴリー: 線路ハ何処迄モ, 茫猿の旅日記 タグ: , パーマリンク

膝笑う旅-鶴岡・鳥海山編 への1件のフィードバック

  1. 福田勝法 のコメント:

    お疲れ様でした。はたはたの刺身旬ですね。月並みですが、旺盛な好奇心と体力に驚きます。小生も、いつか、拳氏、修平氏を思い、追いかけます。立石寺で、鑑定業界の行く末を御祈願頂き、改めて、先生の鑑定に対する深い深い思いを感じました。有り難うございます。一力氏あかね空等数冊読了です。感謝。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください