NSDI-PT・2013.01.28

去る01/28に第2回・REA-MAP活用推進小委員会が開催されました。
NSDI-PTは、不動産取引情報並びに不動産取引価格情報に地理座標値を与えることにより位置情報を整備することをH24年度事業目標とし、同時に、現況調査の負担を軽減し、省力化並びに効率化を図ることを目標としています。 さらに地理座標値を基礎とするAPI(Application Program Interface) ルーテイングにより属性データの自動取得を促進して、属性データの精度並びに一元化に寄与することも目指しています。

H24年度同事業はREA-NETにおいて三次データを閲覧提供するに際して、REA-MAP提供Web地図上に所在地を表示したり、最寄り駅、最寄り小学校、商業施設等をAPI(Application Program Interface) ルーテイングにより取得して表示する実証実験を目指しています。

現在の進捗状況は、ユーザーインターフェース(閲覧者の操作するPC画面)の概要がまとまりつつあり、2013.03上旬には実証実験を開始して、REA-NET導入会員へ提供できる見込です。
※ユーザーインターフェースの画面遷移(案)

並行して、不動産取引情報や不動産取引価格情報に地理座標値を付与することは、別の可能性も見えつつあります。 以前に「進化するGIS」と題する記事で GEO-FUSEを紹介しましたが、GEO-FUSEは市区町村区分図以外にも、メッシュ地図やヒートマップも開示提供してゆく予定があり、座標値を有する不動産情報を基礎データとする主題図(統計データをもとに特定の主題を表現した地図のこと)の作成も視野に入りつつあります。

主題図は市区町村毎の表示の他、メッシュ地図や座標値(緯度経度)表示も検討されるべきです。 座標値表示は「ヒートマップ」表示することにより、より視認性を高めるものと期待できます。
ヒートマップは変数や観測値の関係を同時に可視化できる方法であり、クラスタリングをして距離の近い(関連の強い)変数、観測値を並べ替えてくれるものであり、直感的に把握しやすい地図です。 また、ヒートマップでデータを観たあと、クラスタリング・予測に繋いでいくこともできるものです。
※「ヒートマップ」の例示

地理情報は刻々と進化しているものであり、特にスマートフォーンにおける地理情報の活用は目をみはるものがありますが、そのような環境変化や情報の共有化と共同利活用を背景にして内閣府に設置されている「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)」の電子行政オープンデータ実務者会議では関係省庁及び市区町村が保有するデータの開示・地理情報化利用についての審議も進みつつあると聞き及びます。 H24年度REA-MAP実証実験が、こういった外部環境の変化に適切に対応できる成果を得たいものと考えているところです。

《閑話休題:話は変わって》
先月末の記事「言い過ぎたか?」において、「執行部のお歴々はLOG管理の何たるかを判っていない。何も判らずに”LOG管理”という言葉遊びをしているに過ぎない。」と申しました。
また、「発行成果物にLOG記載を義務付けるとしても、その実行を担保する措置、すなわち記載を確認する有効な措置が見あたりません。 抜き取り検査が囁かれていますが、どの程度の数について抜き取り検査を行えるのか、その組織と経費をどうするのか、何よりも抜き取り検査に協力させる強制力を日鑑連が持てるのか、考えれば考えるほど『LOGの発行成果物記載・義務付け』という措置の実効性ある実施は難問山積みに思えます。労多くして益少ない措置(いつものとおりの、鑑定士の倫理に期待する措置)に思えてくるのです。 LOGを発行成果物に記載することへのモチベーション喚起が必要であろうと考えますが、そのような抜本的提案は相変わらず無視されたままです。 」とも申しました。

茫猿が述べる抜本的提案なるものを、いま一度そのリンクを示しておきます。
「LOG管理について」Posted on 2012年12月24日
主は代わっても、「Too Late  Too Fuzzy」に明け暮れる鑑定業界に、斯様な提案が理解されることなどあり得ないことと、重々承知の上で、またまた遠吠えする茫猿なのです。

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