昨夜は月の出が遅いことから立ち待ち月と別称される十七夜の月だった。 天気は相変わらず不順で、朝方にはにわか雨が降った。 日暮れてからは東空に稲妻が雲を照らしていると見たら、愛知県に竜巻警報が出された。 警報は何事もなく過ぎて、今朝は快晴の西空の高みに居残りの月がのぞめている。 今宵は居待月《坐って待つ》、明夜は臥待月《臥して待つ》である。
2014.09.12 06:32 撮影 F13 1/100 有明けの立ち待ち月である。
《最近の晴耕雨読》
「晴耕」:収穫を終えた夏野菜の跡地を耕して、秋冬野菜の播種植え付けを行っている。 白菜、カリフラワー、秋ジャガ、法蓮草、菜花、ニンジン、ダイコン、赤カブなどである。他にアスパラの刈り込み、夏草の刈り取り、ユキヤナギや珊瑚樹の徒長した枝の刈り込みも行っている。以前は少品種多量生産をしていたが、食べきれずに畑で放置することも多かった。そこで、最近は多品種少量生産に移っているから、機械を使う作業よりも手作業が多くなっている。備中鍬やダチキリ、鎌を使う手作業が多くなるということは、年々衰えを見せている肉体との抗いそのものの日常でもある。
農事では小さな慶びごとがあった。長いあいだ、多分三年くらいは使っていなかった園芸用乾電池式噴霧器を分解修理できたのである。 スイッチを入れてもウンともスンともいわないから電池切れだろうと乾電池を買い求めて入れ替えるが、やはり動かない。そう高価なものでもないから、壊れてもともとと分解修理に及んだのである。マニュアルなど何も無いなかで、手探りで分解してみたところ、噴霧ポンプの歯車に薬液がコビリツイテおり、そのコビリツイテいる薬液を洗い流したら、問題なくモーターが稼働するようになった。
分解はできたものの組み立てにはひとしきり難渋しましたが、無事に組み立てることもでき、眠っていた噴霧器は役に立つようになりました。明日、晴れていたら、果樹の一部に発生している柿のイガムシやヘタムシ退治を行う予定である。
「雨読」:桂東雑記3巻《白川 静》、正信偈の講話《暁烏 敏》、禁漁区《乃南アサ》
《その他》しばらく放置してある茫猿鉄道ジオラマを整備《掃除》して、この秋はレイアウトの変更に着手しようかと考え、設計を始めている。この夏に訪れていた孫に見せるのは剣呑だからジオラマで遊ばせることはしなかったが、幼い孫娘が楽しみやすいように、管理者である髭爺も安心して孫と遊べるようにレイアウトを改良するつもりでいる。
今日九月十二日は岐阜県不動産鑑定士協会主催の市民講座開催日である。 テーマは中心市街地自立のために今何が必要か、講師は㈱日本総合研究所・藻谷浩介氏(里山資本主義著者)である。受講するかどうか迷ったが、結局欠席した。 Facebookで確認すると盛況だったようである。 《地方創成問題については、茫猿が関わる身近な問題からあらためて考えてみたい。》
《先々号 謎謎の解》《謎謎その1》
次の字句のなかに共通点を持たない単語が一つあります。
その一つを理由も含めてお答えください。
「外泊、 借金、 敗北、 欠勤」
解答:敗北
※無断外泊、無断借金、無断欠勤はあるが、無断敗北は無い。
《謎謎その2》
金貨の入った袋が三つあります。三つの袋のうち一つだけは偽金貨が入っています。
秤を一回だけ使用して、偽金貨の入った袋を見つけてください。 なお、偽金貨は正規の金貨より10%重いのです。
解答:各袋よりA袋より金貨1枚、B袋より2枚、C袋より3枚の金貨を取り出して計量する。 正規の金貨1枚の重量が100gであれば、合計6枚の金貨の重量は600g(全部が正規金貨である場合の重量)+10gX(偽金貨の枚数)である。 計量結果が630gであれば、(630−600)÷10=3となり、偽金貨の袋は金貨3枚を取り出したC袋である。
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