酷暑と乾燥で万年青が枯れはじめた。名前のとおり青々としているのが常のオモト(万年青)が庭の彼方此方で枯葉を見せている。台風21号がもたらす恵みの雨を期待したのだが、畑の上っ面だけを湿らせて終わった。七月半ば以来、庭にも水遣りを欠かさないのだが、庭の一番奥は無精をしていた結果が如実に現れたという訳である。
畑では南瓜も胡瓜も蔓を干上げてしまっているが、サツマイモや落花生は無事に暑さと乾燥を乗り切っている。トマトと茄子に万願寺も順調に稔りを与えてくれたが、どうやら峠を過ぎたようである。乾燥を一番嫌う里芋はかろうじて暑熱を乗り切りつつある。
気付くのが遅れた万年青、枯れ果ててはいないが、涼しくなってどこまで回復するであろうか。
昨日は名古屋で40度を超したというが、八月の声を聞けば鄙里では、さすがの酷暑も峠を越した気配である。室内の温度計は今も30度を指しているが、屋外では涼しく26度以下の気配である。身体が暑熱に慣れたのが一番であろうが、七月の蒸し暑さが薄れたこと、昼間の暑さも明け方には涼しくなっていることなどや、蝉の声、空の色や雲の姿などに秋の気配を感じることなどが、この暑熱もあと少しを思わせるのであろう。《2018/08/05 02:37》
酢橘は艶やかに稔っているが新秋刀魚の声は鄙里にはまだ届いていない。戸外で炭火起こしをするにしても、今少し虫の声と涼しさが増してほしいものである。
これは落花生の花、この花が地に落ちてその先にピーナッツ(マメ)が実るというのではない。花の元にある子房が受精したあと子房柄を伸ばして地中に達し、その先に豆を稔らせる。落花の先に実が成るようにみえるところから落花生という。
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